2月もいよいよ終わり。
朝の光が少しだけ早く差し込んできたり、夕方がほんのり明るく感じられたり。
「なんとなく、日が長くなった?」
そう感じているのは、きっと私たちだけではありません。
実は猫たちの体も、ちゃんと“光の変化”を受け取っています。
今日は、2月の終わりに起きている“猫の小さな変化”を、やさしくのぞいてみましょう。
日照時間が伸びると、猫の体はどう反応する?

猫は、光にとても敏感な動物です。
自然界では、日照時間の変化は「季節のサイン」。
その情報は、目から入り、脳の視床下部へ伝わり、ホルモン分泌に影響を与えます。
特に関係しているのが、
- メラトニン(睡眠に関わるホルモン)
- 性ホルモン(発情に関係)
- 自律神経のバランス
日照時間が長くなり始めると、冬モードから少しずつ“春モード”へ切り替わっていく準備が始まります。
まだ寒いのに?と思うかもしれませんが、
体の中では、もう静かにスイッチが動いているのです。
「なんかちょっと動く?」活動量の微妙な変化
2月の終わり頃、
「最近ちょっと元気かも?」
「昼間の動きが増えた?」
そんなふうに感じることはありませんか?
日照時間の増加は、活動リズム(概日リズム)に影響します。
猫は薄明薄暮性ですが、光の量が増えると覚醒時間がわずかに変わることがあります。
もちろん個体差は大きいですが、
- 朝の活動時間が少し早くなる
- おもちゃへの反応が少し良くなる
- 窓辺にいる時間が増える
といった“ほんの小さな変化”が見られることがあります。
「急に活発になる」わけではありません。
じわっと、ゆるやかに。 それがこの時期の特徴です。
換毛の“前触れ”が始まることも
春といえば換毛期。
本格的な抜け毛ラッシュはもう少し先ですが、
実は2月下旬から、体の中では毛の生え変わり準備が進み始めます。
- ブラッシング時にわずかに抜け毛が増える
- 毛並みの手触りが少し変わる
- 体をかく回数が少し増える
こうしたサインは、光刺激によるホルモン変化と連動していると考えられています。
今のうちからブラッシングを丁寧にしておくと、
本格換毛期の毛玉予防にもつながります。

ごはん量、ちょっと変わる?
冬は寒さ対策でエネルギー消費がやや増えますが、
気温がゆるむと、食欲や活動量に微妙な変化が出ることもあります。
- 少し食べ残す日が出てくる
- 逆に、動きが増えて食欲が上がる子もいる
- 水を飲む量が少し変わる
ここで大切なのは、「急激な変化」と区別すること。
季節による自然なゆらぎなのか、
体調不良のサインなのか。
元気・排泄・体重が安定していれば、まずは様子見で大丈夫なことが多いです。
発情のタイミングにも関係する
未避妊・未去勢の猫の場合、
発情は日照時間と強く関係しています。
一般的に、春に向けて発情期が活発になります。
2月下旬は、その前段階にあたる時期。
- 鳴き方が変わる
- 落ち着きがなくなる
- スリスリ行動が増える
などの変化が出ることもあります。
完全室内飼育でも、窓から入る自然光は十分に影響します。
「なんとなく不安定」もありえる?
季節の変わり目は、人間だけでなく猫にも負担になります。
寒暖差が大きい日が続くと、
- 寝ている時間が増える
- なんとなく元気がない
- 胃腸がゆるむ
といったことも起こりえます。
特にシニア猫は、自律神経の調整がゆっくりになるため、影響を受けやすい傾向があります。
この時期は、
- 室温の急変を避ける
- 水分摂取を意識する
- ブラッシングで体表刺激を与える
といった、やさしいケアが役立ちます。
窓辺時間が増えるのは、ちゃんと理由がある
2月後半、
窓辺でまったりしている時間が少し長くなった…そんなことはありませんか?
猫は、光と温度の“ちょうどいい場所”を見つける天才です。
日差しが少しずつ強くなり、
床や窓辺の温まり方が変わることで、居場所の好みも変わります。
ここで気をつけたいのが、
- ガラス越しの日差しによる軽い脱水
- 紫外線量の増加
- 温度ムラ
「まだ冬だから大丈夫」と思わず、
水飲み場を複数設置しておくのもおすすめです。
2月の終わりにしておきたい、やさしいチェック

春本番の前に、今できること。
- 体重を測る
- ブラッシング頻度を少し増やす
- 爪の状態を確認する
- 寝床の温度環境を見直す
- ごはんの食べ方を観察する
ほんの小さな確認が、
春のトラブル予防につながります。
猫はちゃんと、季節を感じている
カレンダーは見なくても、
猫の体はちゃんと“光の変化”を感じています。
急に変わるわけではありません。
でも、静かに、確実に、春へ向かっている。
2月の終わりは、その“境目”。
もし最近、
「なんかちょっと違う?」と感じたら、
それはきっと、
猫の体が季節に合わせて動いているサインかもしれません。
やさしく観察して、
やさしく整える。
そんな時間を楽しみながら、
春を迎えたいですね。
🐾

