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Rioka / Pixabay

実録付:もしも愛猫が「百合っぽい花」を食べてしまったら

投稿者:もふねこ編集部

先日、もふねこ編集部でとあるハプニングがありました。

なんと!もふねこ編集長のモフくんが、キッチンのカウンターに飾っていたお花をムシャムシャと食べてしまったのです!(正確には花びらのみ)

モフ編集長が食べた百合っぽい花

反省しているかのように見えるモフ編集長

花をよく見てみると、花弁も葉っぱも百合(ユリ)っぽい形をしているように見えます。見習いエンジニアのAさんの話によると「お腹が空きすぎて、ついつい人目を盗んで、カウンターの花を食べてしまったのではないか」ということでした。

でも、これが百合だったら大変!花弁は特に猛毒。死に至ることもあると言われているのですから!

「百合っぽい花」を食べたとわかり、最初にしたこと

とにかくパソコンで調べる

まず急ぎ、ネットで花の名前を調べました。あいにく花に詳しいスタッフはおらず、何度花の特徴をキーワードに検索しても百合(ユリ)に行きついてしまいました。

百合じゃ無いようにも見えましたが、この時は一刻を争うと思っていました。

なぜなら、もしもこれが百合であれば、猫は時間が経った後に中毒症状を起こすこともあり、症状が出てしまえば対処の術が無いとわかったのです。ひとまず、急いで病院に電話しました。

そして、あわてて病院へ行き、処方していただいた吸着剤という炭が主成分のお薬を大量に持ち帰り、モフ編集長に与えることになりました。

ちなみに、時間はすっかり夜中だったので、病院へは特別料金も支払うことに…。でも、モフ編集長の命には変えられません。むしろ、夜中も快く対応してくださった、かかりつけの獣医さんに感謝しなければ!

処方していただいたお薬

獣医さんによると、今回の対処は、体内の毒素が吸収されるのをとにかく抑えるために、できるだけたくさん吸着剤を飲み、炭に吸ってもらう、というものなのだそうです。

もっと早く気づいていれば、吐かせるのが有効的らしいのですが、モフ編集長は「百合っぽい花」を食べてから3時間以上経過していたので、吐かせても意味がないということでした。

また、吸着剤は炭で、しかも大量(1回6袋は飲ませたいとのこと)なので腸に詰まってしまわないように下剤もいただきました。

ただ、この吸着剤を飲ませるのは至難の技。見た目も黒く匂いも無臭なので、モフ編集長が好んで食べる可能性は低い…。そこで、モフ編集長が日頃から大好きな「チャオちゅーる」にうまくブレンドして食べてもらうことにしました。

ただし、見た目はかなり不味そうでした…。

 

翌日わかった百合っぽい花の正体

なんとか吸着剤入りチャオちゅーるを食べてもらい、夜中もモフ編集長が中毒症状を出さないか、何度も寝ては起き、スタッフが見守っていましたが、幸い朝まで症状はみられませんでした。

そして、あらためて食べてしまった花について調べてみると、ようやく「百合っぽい花」の正体がわかったのです。

「これはアルストロメリア(別名:百合水仙)ですね。大きくはユリ科に属しますが、百合ほど毒は強く無いですよ。」と花屋さんが教えてくださったのです。

画像:「株式会社大田花き ショールームサイトより」アルストロメリア

それから、さらにネットで調べると、正確には「スポットレス アルストロメリア」という花らしく、球根部分を食べない限り、中毒症状にはならないんだとか。

その事がわかり、もふねこ編集部は一気に平穏が訪れました…。

もちろん、獣医さんにも連絡しました。

その後、今に至るまで、モフ編集長に中毒症状は一切みられません。

このハプニングで学んだこと

今回は、久しぶりに花束をいただき、あまりに綺麗だったため、思わず飾ってしまいました。最近太り気味なせいか、カウンターにモフ編集長が上がらなくなったので、大丈夫だろうと思い込んでしまっていたというのもあります。

また、花束の中に百合はないと思い込んでしまっていた。という、初歩的なミスも原因でした。

もしも、モフくんが食べたお花が百合だったら、

・元気がなくなる
・嘔吐する
・脱水する

「現役獣医師が教える!病気予防のテクニック」より

などの症状が出るらしいです。ただ、食べて数時間以内に出る場合もあれば、1日経ってから出る場合もあるので、症状が出るのを待たず、すぐに病院につれていくのが良いのだとか。

そして、百合を食べると

高確率で急性腎不全を起こし、死亡率も高い です。

「現役獣医師が教える!病気予防のテクニック」より

とのこと。

考えただけでもゾッとします。

お花に罪はありません。花束を贈ってくださる方にももちろん罪はありません。
ですが、猫のいる家庭に百合は置いてはいけないと、あらためて思いました。

百合以外にも猫にとって危険な花は沢山あります。
気になる方は、下記もご参考ください。

マイナビニュース「食べたら突然死!? 猫がいる部屋に絶対に飾ってはいけない花・植物一覧」

 

そして、とにかく愛猫が危険な花や花粉、葉っぱや球根を口にしてしまったら、まずかかりつけの動物病院へその事実とともに連絡し、対処法を相談するのが一番だとわかりました。

そして花の種類がよくわからなければ、電話でもスマホ持参でも、あらゆる方法を使って(常識の範囲内で)、直接花屋さんに花の種類を教えてもらい、そのことも獣医さんに伝えましょう。

獣医さんもきっと、安心しますよ。