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調査結果報告:コロナ禍で愛猫家がもっとも気になったこととは!?

投稿者:もふねこ編集部

先日、もふねこ(PAW-MOTTO)は2020年6月1日より5日間、SNSサービスを通じて日本全国の猫を飼っておられる方々を対象に「コロナ禍における愛猫との生活について」というアンケートを実施しました。その結果、200名を超える愛猫家の方にお答えいただくことができました。

このアンケート結果で、あらためて愛猫家の方々の「優しさ」を知ることができ、私たちにも、とても印象深い内容となりました。アンケートにご協力いただいた方々には感謝を申し上げます。

さて、今回はそのアンケートから緊急事態宣言中「コロナ禍における愛猫との生活で気になったことは?」といった質問に対する結果をご紹介いたします。さらに、今後来るかもしれない第二波、第三波に備えるため愛猫家の皆様に参考になるであろう情報について、あらためてまとめてみましたのであわせてご参考ください。

 

コロナ禍における愛猫との生活で気になったのは?

「コロナ禍における愛猫との生活」でどの様に感じていたのかを緊急事態宣言期間に絞って下記の様な質問で伺ってみました。

質問:新型コロナ感染拡大下において、緊急事態宣言が発令されていた期間、以下の項目で当てはまるものを全てお教えください。(複数回答)

1)愛猫が病気にかからないよう気をつけるようになった。
2)自分が感染して愛猫が残されてしまうことを不安に思った。
3)愛猫がコロナに感染してしまわないか不安になった。
4)以前より愛猫の健康を気にかけるようになった。
5)愛猫がすでにコロナ以外の病気だったことに気づいた。
6)この期間に猫がより快適に暮らせるようDIYしたくなった(した)。
7)経済的な理由で一緒に暮らせなくなる不安を感じた。
8)動物病院に連れて行くことができず困った。
9)万が一の時、愛猫の事を相談できる知り合いがいなくて不安だった。。
10)以前にも増して愛猫の存在が愛おしくなった。
11)特に気にすることはなかった。

そして、上記の質問を212名の愛猫家の方にお答えいただいた結果は下記のようになりました。

 

この結果から 1)2)3)10)を複数回答で選んだ方がとても多く、さらに、「自分が感染して愛猫が残されてしまうことを不安に思った」と同時に、「愛猫がコロナに感染してしまわないか不安に思った」と答えた人が全体の48%と多く、愛猫を家族同等と考え、大切にしているからこそ、不安を感じた方がとても多いことが伺えました。

また、自粛生活の中で、愛猫と過ごす時間が増え、「以前にも増して愛猫の存在が愛おしくなった」と答えた方も多くみられるように、その存在の大きさを再認識することができたからこそ、もしもの時への不安が一層高まったというのも、要因として、少なからずあったのではないかと思えます。

 

もっとも気になった(行なった)ことは?

さらに、1)〜11)のうち最も気になったことはどれか、という質問に対しては下記のような分布となりました。

 

上記のとおり、「自分が感染して愛猫が残されてしまうことを不安に思った」と答えた方が全体の43%と最も多く、続いて「愛猫がコロナに感染してしまわないか不安に思った」が15%、さらに、「以前にも増して愛猫の存在が愛おしくなった」と答えた人が12%でした。

つまり、愛猫家の皆様が愛猫を守るために自分が感染しないようにするという意識が大切だということを多くの方が持っておられ、万が一自分が感染してしまった時に「残される愛猫のお世話」ができなくなってしまうことを、何より不安に思っておられた方が非常に多かったということがわかりました。

また、これを機に「猫がより快適に過ごせる様DIYしたくなった」と答えた方も多く、今回の自粛生活で愛猫との生活環境について最も考えたという方もいらっしゃったようです。

 

今回の調査の結果を踏まえて

(調査イメージ)

もふねこでは今回の調査の結果を踏まえ、これからコロナ禍で愛猫と暮らすために必要な事は下記3つだと考えました。

1、愛猫と暮らす自分がコロナに感染してしまわないためにできる事に最善を尽くす。

2、自分が感染してしまう前に愛猫のために準備できる事をしておく。

3、これからも愛猫と暮らし続けるために必要な知識と情報収集を心がける。

そこで、「もふねこ」では今後来るかもしれない第二波、第三波に備えるため、これらに参考になるであろう情報を、まとめてみました。

愛猫と暮らす自分がコロナに感染してしまわないためにできる事

これに関して政府が公開している情報は下記になります。

厚生労働省(新型コロナウィルスに関するQ&A)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

しかし、注意したいのは人間と猫は異なる体質であるという事。例えば、人間は手をアルコール除菌タオルで拭くことができますが、猫の手、ましてや体をアルコールタオルなどで拭いてしまうと、量によっては死に至る事もあります。これは、猫がアルコールを解毒する機能を持ち合わせていないからと言われます。

これらを含め、下記もご参考ください。

ねこのきもち
「猫のいる家庭で『アルコール消毒液』を扱う際の注意点とは?」
https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=69853

ペトハピ
「消毒用エタノールはペットには危険!では何を使うべき?」
https://pet-happy.jp/article/post-34423.html

 

自分が感染してしまう前に愛猫のために準備できる事

今回のアンケート結果からも分かるように、多くの方が、自分が感染してしまった場合、愛猫が残されてしまう事を不安に思っておられました。どんなに予防をしていても、感染してしまうケースがあるため不安は募るばかりです。
そこで、万が一のために、自分が愛猫の側にいてあげられなくなってしまったら、代わりにお世話をしてくださる方へ事前にお願いしておくことも大切です。

  • 愛猫の名前と年齢
  • かかりつけ医の連絡先と診察カード
  • 愛猫の健康状態
  • 持病について
  • フードの場所
  • 給餌のしかた(時間)
  • 愛猫の性格
  • 愛猫の好きなおもちゃ

などを書類ファイル等にまとめておくとよいでしょう。

こちらのサイトにも詳しく書かれています。

東京都福祉保健局
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/kankyo/aigo/doubutsu_oshirase/coronavirus_pet.html

また預かる側の人に対してのガイドラインもあります。プロのペットシッターさんならある程度は知識をお持ちですが、なかなか依頼も厳しいのが現状です。シッターさん以外で信頼できる預け先がある場合に共有しておくと安心です。

東京都獣医師会
https://www.tvma.or.jp/public/2020/06/post-72.html

 

そして、お世話をお願いする特定の人が見つからない場合は、ペット保険のアニコムが実施している感染者向けペット預かりプロジェクトもあります。これは、アニコム保険に加入していなくても申し込むことができます。しかし、あくまで感染していることが前提なため、感染しているかどうかわからない方が事前に申し込むことができませんのでご注意ください。

コロナ感染者のペットを無償でお預かりする「#StayAnicom」プロジェクト
https://www.anicom.co.jp/release/2020/200410.html

 

愛猫が感染したらどうなるの?これからも愛猫と暮らし続けるために必要な知識と情報収集

猫に新型コロナウィルスは感染するという話をご存知の方も多いかと思います。特に、屋内と屋外を行き来できる環境で飼育されている場合は要注意です。これについて参考になる記事を紹介いたします。

BBC JAPAN
新型コロナウイルス「ペットは飼い主にとってリスクにならない」獣医学協会が強調
https://www.bbc.com/japanese/52210260

このほか、現在公表されている情報をはじめ、新型コロナとペットに関するQ&Aなどをまとめたサイトがありますので、こちらも常に確認することをおすすめします。

環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室
公表されているペットに関する情報
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/corona_info1.html

 

また、多くの情報が飛び交い、間違った情報に翻弄される事のないよう、情報源がどこから来ているのか、その情報は最新のものかなど、しっかりと調べて見極めるようにしましょう。

まとめ

だれもが予想もできなかったこのコロナ禍の時代を、愛猫と健やかに暮らすため、これまで以上に優しい距離で愛猫を見守ってあげられるのは、ほかでもない愛猫家の私たちだけ。大切な命は、人も猫も同じですよね。きっと、多くの愛猫家のみなさんも同じ気持ちで不安と向き合っておられます。
どうか、周囲の人と協力し合いながら、多くの愛猫家のみなさまがこの難を無事に乗り越え、明るい未来に繋げていただきますよう、もふねこスタッフ一同、心から願っております。