いきなりですが、猫ちゃんは人間の４倍の速さで年を取っているというのはご存知でしょうか。

おそらく、多くの猫オーナーさんは、すでにご存知だとは思います。しかし、あらためて考えてみると４倍ということはつまり、私たちが1年〜２年に１回ペースで受けている健康診断は、猫の世界では４年に１回ということになります。

これでは、もし病気が見つかったときには、すでに病状が深刻な状態にまで進行してしまっている、という恐れも…。

しかし、度々のレントゲンや診察によるストレスも、猫にとって決して良いとも言えないでしょう。

大切な家族でもある愛猫の健康は、健康診断だけにたよらず、ご家庭でも日頃から気にかける必要があるとも言われています。

そこで今回は、愛する愛猫であり大切な家族と、少しでも長く一緒にいたいと願うオーナー様のために、自宅でできる健康管理方法として血圧測定をご紹介します。

 

日本初！自宅で測れるペットのための血圧計があった

2018年、これまでの常識を覆す画期的なアイテムが登場しました。それはエルデ「ペットのための血圧計PES-1700」。ペットの血圧計はなかなか馴染みがないという方も多いでしょう。それもそのはず、今まで日本では一台も家庭用に販売されているものがなかったのです。

ペットの血圧は、動物病院で測ってもらう事ができますが、費用もかかる上になかなか正しい数値が測りにくいというのが現状でした。なぜなら、犬や猫は動物病院など普段と違う環境に置かれると、緊張やストレスから血圧が上がりやすいとされているからです。

昨今、ペットを飼うオーナー様の健康意識が高くなり、犬や猫の寿命が伸びてきているというデータもありますが、まだまだ低いと言わざるを得ない理由に、こうしたペット用の医療機器が、一般家庭用に流通していなかったというのも考えられます。

人間同様、ペットの高血圧は様々な病気を引き起こし、気付いた時には手遅れなんてことも…。

そこで、もふねこ編集長のモフさんを計測！

計測するには脚か尻尾が良いそうです。今回、足の短い（マンチカンなので）モフさんには尻尾でチャレンジしていただきました。

血圧は、なるべくストレスのない環境でリラックスした状態で計測するのが良いそうです。すなわち、ご家庭で計測するのがベターだと言えます。

お気に入りの場所で、リラックス中のモフさん。はたして、計測結果は？

あれれ数値が赤文字になっています。少し、高めなようです。
モフさんは9歳なので、そろそろ気になるお年頃。これを機に、１週間に１回は測ってあげたいと思います。

このように、この血圧計は、高めの数値が出ると赤文字で教えてくれます。また、過去の測定データを100件まで登録できるので、過去にさかのぼって推移を確認することもできます。

さらに、パソコンに専用ソフトウェアをインストールすれば、グラフ化できたり平均データなども確認でき、プリントアウトもできるようです。（ただし現在はWindowsのみ対応）

おわりに

気付いた時は…。
なんてことがないように、そろそろ高齢に差し掛かりそうな猫さんがいらっしゃるご家庭は、ぜひ一家に一台を検討してみてはいかがでしょう。

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