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こちらを見つめるペルシャ猫

まるで王族!?ペルシャ猫が放つ優雅なオーラの秘密

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

その姿をひと目見れば、誰もが「気品」という言葉を思い浮かべる――
それが、ペルシャ猫。ふわふわの長毛、落ち着いた佇まい、大きく潤んだ瞳。
まるで王族のようなその存在感に、思わず息をのむ人も少なくありません。

しかし、ペルシャ猫の魅力は見た目だけではありません。その内面に秘められた性格や、健康を支えるための暮らしの工夫、そして人との関係性にまで、深い奥行きがあるのです。

今回は、そんなペルシャ猫の優雅なオーラの秘密に迫ります。

ペルシャ猫とは?王族のような風格のルーツ

ペルシャ猫の横顔

ペルシャ猫の歴史は古く、17世紀にペルシャ(現在のイラン)からヨーロッパに渡来した長毛種の猫がルーツとされています。
その美しい毛並みと落ち着いた性格から、当時の貴族たちの間で人気を博し、現在のような姿へと改良されていきました。

実際、ヴィクトリア女王が愛した猫としても有名で、上流階級の象徴としてペルシャ猫は君臨し続けてきました。
この歴史が、まさに「王族のような」イメージを裏付けているのです。

見た目だけじゃない、内面の気品と静けさ

ペルシャ猫の魅力は外見だけではありません。
その性格もまた、非常におだやかで落ち着いていることが多く、他の猫に比べて騒がしく走り回ることはあまりありません。

ペルシャ猫の主な性格の特徴:

  • 静かで穏やか
  • 抱っこよりもそっと寄り添うのが好き
  • 人見知りはあるが、信頼した人には甘える
  • 単独行動が得意で、ひとり遊びも上手

まるで「自分の空間を大切にする王族」のような佇まい。
感情を爆発させることは少なく、常に一定の距離感で人と接する姿勢に、気品を感じる人も多いはずです。

キャットタワーに上るペルシャの子猫

なぜこんなに優雅に見えるの?その秘密は“被毛”にあり

ペルシャ猫が放つオーラの最たる要因は、なんといっても絹のように滑らかで豊かな長毛です。
首周りにはまるでライオンのたてがみのような毛があり、正面から見ると王冠をかぶったかのような風格すら漂います。

ペルシャ猫の被毛の特徴:

  • シングルコートではなくダブルコート
  • 下毛(アンダーコート)が密で、ふんわり感が強い
  • 手入れを怠ると毛玉ができやすい

この美しさを保つには、毎日のブラッシングが欠かせません。
特に季節の変わり目には抜け毛が増えるため、丁寧なケアが健康維持にも直結します。

王族のようで実は…意外と○○な一面も?

こちらを見つめるペルシャ猫

その優雅な見た目とは裏腹に、ペルシャ猫には意外な一面もあります。
それは――とっても“甘えん坊”なところ。

特に、飼い主との信頼関係が築けたペルシャ猫は、そっとそばに寄り添い、静かに見つめてくることがあります。
無言のうちに「ここにいるよ」「そばにいていい?」と問いかけてくるような仕草に、思わず心をつかまれてしまう人も多いでしょう。

また、運動量が少なめな反面、環境の変化にやや敏感な面も。引っ越しや新しい家族の加入など、環境の変化には少し時間が必要です。

ペルシャ猫と暮らす上で知っておきたいこと

眠ってるペルシャ猫

ペルシャ猫と暮らすには、外見を保つ努力だけでなく、健康面のサポートも重要です。

特に注意したいポイント:

① 目のケア

鼻が低く涙が出やすい構造のため、目やにや涙焼けのケアが必須
コットンや柔らかい布で優しくふいてあげましょう。

② 被毛の管理

毎日のブラッシングで毛玉を予防
毛玉がひどくなると、皮膚炎や歩行障害の原因にもなります。

③ 鼻ぺちゃだからこその食器選び

ペルシャ猫は鼻が短くつぶれたような「鼻ぺちゃ顔」が特徴です。
この顔立ちはとても愛らしい一方で、深さのある一般的な食器ではフードがうまく取れないことがあります。
そのため、浅くて広い設計の「パウ・ボウル」のような器を使うことで、食べやすさが格段にアップします。
毎日の食事時間を快適にするには、猫の顔立ちに合った器選びがとても重要なのです。

ごはんを食べるマニ
写真は、PAW-MOTTO のごはん用食器 パウ・ボウル ONIGIRI と、食器を支える パウ・マット OMOCHI

④ 呼吸器・腎臓のトラブル

短頭種であることから、呼吸が浅くなりがちです。また、遺伝的に腎臓病を患いやすい傾向もあるため、定期的な健康診断は必須です。

⑤ 食事管理

運動量が少ないため、体重管理を意識したフード選びがポイント。
特に毛玉対策のフードや、腎臓ケアを意識した内容が望ましいです。

まとめ:王族の風格は“愛情とケア”で育つ

ペルシャ猫が放つ優雅なオーラは、その見た目だけでなく、長い歴史や穏やかな性格、そして日々の細やかなケアが織りなすものです。

飼い主が手間と愛情をかけることで、より美しく、より穏やかに――
「まるで王族」のような存在感は、そうした絆の証なのかもしれません。

静かに寄り添い、いつしか心を癒してくれる存在。
あなたのそばにも、そんな気品あふれる猫との時間を迎えてみてはいかがでしょうか。