寒い冬の夜、イルミネーションが街を彩り、どこかワクワクした気分になる季節——クリスマス。
でも、わたしたちが楽しみにしているこのイベント、猫たちにとってはどう感じているのでしょう?
今回は、「猫にやさしいクリスマスの過ごし方」や「猫と一緒に楽しめるアイディア」を、もふねこ的にやさしく、楽しくご紹介します。
今年のクリスマスは、“うちの子”とぬくぬくハッピーに!
猫にとってクリスマスは“非日常”?その変化に気づいてあげよう

人にとっては楽しいイベントでも、猫にとっては「???」だらけ。
◆ ツリーが出現!?レイアウトの変化にドキドキ…
猫は環境の変化がとっても苦手な生きもの。
急に大きなツリーや飾りが登場すると、「なにこれ…いつもと違う!」と不安や警戒心を抱くことも。
とくにツリーの設置場所が猫の通り道やお気に入りの場所だった場合、ストレスの原因になることもあります。
→ 対策ポイント:
- 飾りは猫の動線を避けて設置
- オーナメントはガラス製より布製・紙製が安心
- ツリーの足元に重りやカバーを付けて、倒れ防止!
◆ きらきら光る飾り、ついつい手が出ちゃうにゃ
オーナメントやライトのきらきらは、猫の狩猟本能をくすぐるもの。
パチンと叩いて遊んだり、噛んでしまったりすることも。
電飾のコードや小さなパーツは、誤飲や感電のリスクがあるため、必ず猫の手が届かない位置に飾るようにしましょう。
猫と楽しむ♪クリスマスプレゼントの選び方

「うちの子にもプレゼントをあげたい!」という声、よく聞きます。
でも、猫の喜ぶものって?安全性は?と悩む方も多いですよね。
◆ プレゼント選びのヒント
- 新しいおもちゃ
→ いつものじゃらしとは違う、ちょっと豪華なフェザー付きやキャットニップ入りがおすすめ。 - ちょっと特別なおやつ
→ クリスマス限定の無添加おやつや、チキン味のおやつで気分を盛り上げて♪ - 新しいベッドやブランケット
→ 冬はあったかアイテムが大人気。もふもふ素材のブランケットにくるまる姿は、まるでプレゼントそのもの♡ - うちの子グッズ
→ 名前入りの首輪や、オーダーメイドの食器などもおすすめ!
ポイントは、“安全で猫のストレスにならないもの”を選ぶこと。
ラッピングも紐やリボンではなく、紙素材にすると安心です。
ごちそうの匂い…猫にも少しだけ「特別」を
チキン、グラタン、ケーキ…人間のごちそうに、猫もくんくん。
でも、人間の料理は塩分や脂肪が多くてNG。
せっかくのクリスマス、猫にもほんの少し“特別感”を味わってもらいたいですよね。
◆ 猫用クリスマスメニュー、こんな工夫はいかが?
- ゆでたささみ(味なし)を細かく裂いて、お皿にちょこん
- 市販の猫用ケーキをちょっとだけ
- キャットフードにちゅ〜るトッピングで“ごちそう風”アレンジ
ただし、食べ慣れないものを大量に与えるとお腹を壊すこともあるので、あくまで少量に。
猫は「変わらない毎日」が一番安心という性質もあるので、過度な演出は避けましょう。
“猫サンタ”降臨!?コスプレはやさしく楽しく

SNSでも大人気の「猫サンタ」や「トナカイ猫」。
でも、被り物や衣装に強いストレスを感じる猫も少なくありません。
◆ コスプレするときの注意点
- 首周りがキツくないか必ずチェック
- 長時間の着用はNG(写真を撮ったらすぐ脱がせる)
- 嫌がるそぶりを見せたら無理に着せないこと!
最近では、マント風の軽いケープや、帽子だけのセットなど、負担が少ないタイプも増えています。
写真を撮るときは、おやつやお気に入りのおもちゃで気を引いて、楽しい雰囲気でパシャリ♪
寒い冬こそ、いっしょにぬくぬく
猫は寒さが苦手。冬の夜は特に、体温を奪われないようにぬくぬく過ごすのが大切です。
◆ クリスマスの夜は、暖かい部屋で一緒にまったり
- 暖房+猫用ブランケットで安心空間に
- 猫が入りやすいドーム型ベッドやこたつ風ハウスもおすすめ
- 寒がりさんはホットカーペットやパネルヒーターの活用も◎
クリスマスの夜は、そっとくっついてくる猫と一緒に、ぬくもりを感じながら過ごす——
それこそが、いちばん贅沢なプレゼントかもしれません。
最後に:猫が教えてくれる、クリスマスの「本当の意味」
豪華な料理や飾りつけよりも、
たくさんのプレゼントよりも、
そばにいてくれる“あの子”との時間こそが、いちばん大切なもの。
猫はしゃべらないけれど、
ときに目を見つめ、
ときにすり寄り、
「ありがとう」と「大好き」を、ちゃんと伝えてくれます。
今年のクリスマスは、猫の優しさに包まれて。
「サンタさん、今年も来るかにゃ?」って、そっとささやくその子に——
あなたから、愛と安心をプレゼントしてあげてくださいね。

