猫と猫がじゃれ合う、あの“にゃんプロレス”……通称「にゃんプロ」。
多頭飼いのご家庭では、ふと目をやると、どこかで小さな“取っ組み合い”が始まっていること、ありませんか?
でも、それってケンカ?それとも遊び?
今回はにゃんプロの正体と、そこから見えてくる猫同士の心の距離感について、楽しく深掘りしていきます!
にゃんプロとは?— 本気じゃない“決戦”のカタチ

にゃんプロとは、猫同士がじゃれ合いながらプロレスのような動きを見せる遊び行動のこと。
お互いに前足でチョイチョイ叩いたり、組み合ったり、時には寝技(!?)に持ち込んだり…まさにリングさながらの光景です。
そして、注目してほしいのは「本気でケンカしていない」という点。
猫たちは、ちゃんと“加減”を知っていて、爪を出さずに叩く、噛むフリだけするなど、見た目以上に平和的です。
仲良しじゃないと成立しない!?にゃんプロの条件
にゃんプロが始まるのは、猫同士の信頼関係がある証拠。
見知らぬ猫や相性の悪い猫とは、こんな取っ組み合いは絶対にしません。
以下のような関係性があれば、にゃんプロに発展する可能性が高いです。
- 兄弟猫・同じ時期に迎えた子たち
- 子猫同士・若い猫とやさしい先住猫
- よくグルーミングし合っているペア
つまり、にゃんプロ=仲良し度のバロメーターとも言えるんです。
じゃれ合い?ケンカ?見分けるポイント

とはいえ、見た目は激しめなので「これ、ケンカしてるの?」と不安になることも。
そんなときは、次のようなポイントに注目してみてください。
| 見分けポイント | にゃんプロの場合 | ケンカの場合 |
|---|---|---|
| 鳴き声 | 基本は無言(静かに取っ組み合う) | 「シャーッ」「ウーッ」など威嚇音あり |
| 爪・牙 | 爪を出さず、噛むのもソフト | 爪を立てたり、本気で噛みつくこともある |
| 表情 | リラックスした顔 | 目がつり上がり、耳が寝ている |
| その後の様子 | 終わったあと普通に一緒に寝たりする | 距離を取り、どちらかが隠れる |
これらをチェックすれば、にゃんプロなのか本気のケンカなのかが見えてきます。
にゃんプロに隠された“猫の社交性”
にゃんプロはただの遊びじゃありません。
猫にとっては、社会性を学ぶ場でもあるんです。
特に子猫のうちは、にゃんプロを通して…
- 噛む力の加減
- 相手との距離の取り方
- 感情のコントロール
…といったことを自然と身につけていきます。
これは“猫社会のルール”を学ぶ、いわばお稽古ごとのようなもの。
成猫同士でも、上下関係を柔らかく確認する手段になっていることもあります。
飼い主は見守り役でOK!でも注意点もあるよ

にゃんプロが始まったら、基本的には静かに見守るのがベスト。
ただし、以下のようなときはちょっと注意が必要です。
- 片方だけがいつも追いかけられている
- 毎回同じ子が隠れる、逃げる
- 激しい鳴き声や流血がある
これらはストレスサインの可能性があります。
もし気になる行動があれば、猫同士の距離を取る工夫(別部屋で休ませる、上下運動の場を作るなど)をしてみましょう。
にゃんプロは“心の距離”を映す鏡
猫たちは言葉を話しませんが、にゃんプロというボディランゲージでお互いの気持ちを伝え合っています。
仲が良いときも、ちょっとムッとしてるときも、にゃんプロはその空気感をそのまま表してくれるのです。
そして、そんな彼らを見ている私たち人間も、少しずつ猫たちの気持ちに気づいていけるようになる。
にゃんプロは、猫と人をつなぐ“観察のチャンス”でもあるんですね。
まとめ:今日もリングは平和です

にゃんプロは、猫たちが見せてくれる“絆”と“成長”の証。
それはまるで、「今日も仲良しだよ」とささやいてくれているようです。
もちろん、じゃれ合いにも個性があるので、静かに見守るもよし、実況をつけて楽しむもよし。
にゃんプロが繰り広げられるその光景は、まさに“平和な決戦日和”。
あなたのおうちでも、今日もどこかで、毛玉レスラーたちの静かな戦いが開幕しているかも…?
そのじゃれ合いは、仲良しの証なのです。

