まるで、カカオの香りまで伝わってきそうな深い毛色。
なでた指先がふわっととろけてしまいそうな、なめらかな毛並み。
ハバナブラウンという猫を初めて見たとき、多くの人が「なんて美しい…」と息をのむはずです。
チョコレートのような温もりをまとったこの猫種には、どんな魅力が詰まっているのでしょうか?
今回は、まだ日本ではあまり知られていない“チョコ色の奇跡”――ハバナブラウンにズームインしてみましょう。
そもそも「ハバナブラウン」ってどんな猫?

ハバナブラウンは、全身が赤みがかったチョコレートブラウンの短毛に包まれた猫です。
原産国はイギリスですが、現在ではアメリカでも発展を遂げています。
特筆すべきは、その毛色の美しさ。ただのこげ茶ではありません。
光に当たると赤みがかったマホガニーブラウンがふわっと浮かび上がるような、深くてあたたかい色合いです。
しかも——
ヒゲまでブラウン!
この特徴はとても珍しく、「あ、茶色のヒゲだ!」と気づくとつい見入ってしまいます。
名前の由来は“葉巻”?それとも“チョコレート”?
「ハバナ」と聞くと、キューバの葉巻を思い浮かべる方もいるかもしれません。
実際、その色味に似ていることが名前の由来という説があります。
一方で、その毛色が“上質なチョコレート”を思わせることから、
ハバナブラウンは“チョコレート色の猫”として紹介されることもあります。
その美しさは、人の心をそっとあたためてくれるような存在。
甘さの中に落ち着きがある、そんな印象の猫種です。
見た目だけじゃない!ハバナブラウンの性格は?
ハバナブラウンは、見た目の美しさだけでなく、性格もとても魅力的です。
- とても人懐っこい
- 遊び好きで知的
- 飼い主さんとの絆を大切にする
こうした性格から、「静かな甘えんぼさん」と表現されることも。
誰かのそばにいることを心地よく感じるタイプで、ひとりぼっちが苦手な子も多いようです。
その一方で、過剰に騒がしくなったり、独占欲が強すぎることは少なく、
“控えめな愛情表現”が上手な猫として、愛猫家たちに知られています。

美しさを保つには?お手入れは意外とシンプル
そのとろけるような毛並みを見ていると、「毎日すごく手がかかるのでは?」と心配になるかもしれません。
でも実は、お手入れはとても簡単なんです。
- 短毛で抜け毛は少なめ
- 週に1〜2回のブラッシングでOK
- シャンプーは基本的に不要
ただし、毛に自然なツヤを保つには、やさしいブラッシングが効果的。
ラバーブラシや獣毛ブラシで、愛情をこめてなでる時間を持つことで、
よりいっそう“チョコレートのようなツヤ”が際立ってくれます。
日本ではまだ珍しい存在
日本では、ハバナブラウンはとても希少な猫種に分類されます。
ブリーダーも少なく、ペットショップで見かけることはほとんどありません。
それでも、SNSや海外の猫メディアでは少しずつ注目されはじめており、
「この毛色、なんて名前?」というコメントがつくことも多いようです。
ハバナブラウンを知ることは、猫の多様な美しさに気づくきっかけになるかもしれません。
チョコのように、あたたかく深い存在
バレンタインの季節になると、ついチョコレートを思い浮かべてしまう私たち。
でも、ハバナブラウンという猫は、目に見える“チョコ色”だけでなく、
心をやさしくとろけさせてくれるようなあたたかさを持っています。
甘すぎず、でもぬくもりがあって、いつもそばにいたくなる。
そんな存在って、そうそういないものですよね。
ハバナブラウンは、ただの「茶色い猫」じゃない。
そこには、深い色と深い愛情が詰まっているんです。

