猫といえば「気まぐれで自由気まま」なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
でも、そんなイメージをガラリと覆す存在がいます。そう、メインクーンです。
その大きさに驚き、そして甘えん坊な性格に癒される──。
今回は、そんなメインクーンが世界中の愛猫家から愛されてやまない理由を、じっくりご紹介します。
メインクーンってどんな猫?

まずは簡単に、メインクーンの基本情報をおさえておきましょう。
- 原産国:アメリカ(メイン州)
- 体重:オスで6~8kg、時には10kg以上に達することも
- 体長:尻尾を含めると100cmを超える子も
- 特徴:ふさふさの被毛、ライオンのような立派なたてがみ、ボリュームのある尻尾
「猫界の巨人」とも呼ばれるほどのサイズ感は、初めて会う人にとってはちょっとした衝撃です。
でも、驚くのはそれだけではありません。
見た目とは裏腹に、とっても穏やかで、愛情深い性格なのです。
見た目はワイルド、心はやさしい“ギャップ萌え”
メインクーンが愛される理由のひとつが、そのギャップです。
見た目のインパクト
たてがみのような首回りの毛、がっしりした骨格、どっしりとした足──。
まるで小さなライオンのような風格があり、「強そう」「威厳がある」と思われがち。
ところが…性格は真逆!
・人懐っこく、知らない人にも寄っていく
・飼い主にベッタリ、ストーカー気質な子も
・小さな子どもや犬とも仲良くできる柔軟さ
「甘えん坊で抱っこ好き」なメインクーンも多く、まるで犬のような一面を見せることもあります。

飼いやすい?初心者にも向いている理由
「でも、あんなに大きいなら飼うの大変じゃない?」と不安になる方もいるかもしれません。
実は、メインクーンは初心者にもおすすめされる猫種のひとつ。その理由はこちらです。
① 穏やかな性格でしつけしやすい
メインクーンは神経質さが少なく、環境の変化にも強い子が多いです。
いたずらも少なく、落ち着いた性格なので、マンション暮らしにも馴染みやすいでしょう。
② 鳴き声が控えめでかわいい
体格に反して、メインクーンの鳴き声は小さくて高め。
「ニャー」というより「クルル」「ピヨッ」といったささやくような声を出す子も。
③ お手入れは意外とラク?
「長毛=毎日ブラッシングが必要」と思われがちですが、メインクーンの被毛は絡みにくい構造。
もちろん定期的なケアは必要ですが、思ったよりも手間がかからないと感じる飼い主さんが多いようです。

メインクーンの健康管理で気をつけたいこと
メインクーンは比較的丈夫な猫種ですが、体が大きい分だけ注意したいポイントもあります。
肥満に注意!
食欲旺盛な子が多いメインクーン。運動不足になると、肥満から関節疾患を招くことがあります。
しっかり遊びの時間を作ってあげましょう。
心筋症のリスク
メインクーンは肥大型心筋症という心臓の病気の好発種でもあります。
遺伝的要因もあるため、信頼できるブリーダーから迎えることや、定期検診が大切です。
メインクーンと暮らすということ
大きな体、落ち着いた性格、甘えん坊な一面──
メインクーンは、まるでぬいぐるみのような安心感を与えてくれる存在です。
毎日帰ると玄関で待っていてくれたり、膝にどっかり乗ってきたり、
ちょっと重いけど、その重みが「愛おしさ」そのものなのです。
まとめ|なぜメインクーンが愛されるのか?

- 見た目と性格のギャップにやられる
- 大型猫だけど飼いやすい
- 人にも動物にも優しく、穏やかな性格
- 意外と鳴き声が可愛い
- 抱っこ好きで甘えん坊
メインクーンはただの“珍しい大きな猫”ではありません。
心にそっと寄り添ってくれる、頼れる大きな家族なのです。
もしあなたが「猫ともっと深い絆を結びたい」と感じているなら、
その相棒は、メインクーンかもしれませんよ。