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スローブリンクしてる猫

「目を細めるのは信頼の証?」— 猫の“やさしい表情”を読み解く

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

猫と暮らしていると、ふとした瞬間に見せるやさしい表情に心がほっとすることがあります。

こちらを見つめながら、ゆっくりと目を細める。
まぶたを閉じて、またゆっくり開く。

「眠いのかな?」
「なんだか機嫌がよさそう」

そんなふうに感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

実はこの表情、猫同士のコミュニケーションや人との関係性に深く関わっていると考えられています。

今回は、猫が見せる“やさしい目”の意味や、近年注目されている「スローブリンク」についてご紹介します。

猫にとって“じっと見つめる”は少し特別

人間同士では、相手の目を見ることは礼儀や親しみの表現になることがあります。

しかし猫の世界では少し事情が違います。

猫同士が真正面からじっと見つめ合うのは、緊張感のある場面で見られることがあります。

縄張り争いや警戒の場面では、視線を外さず相手を観察することがあるためです。

もちろん、すべての見つめ合いがケンカというわけではありません。

ただ、猫にとって「目を大きく見開いて凝視する」という行動は、必ずしも友好的なサインではないのです。

だからこそ、逆に目を細めたり、ゆっくり閉じたりする行動には特別な意味があると考えられています。

目を細めるのは「安心しています」のサイン?

目を細めてる猫

猫がリラックスしているとき、目元の筋肉も自然とゆるみます。

お気に入りの場所でくつろいでいるときや、信頼している家族のそばにいるときに、やさしい表情になることがあります。

これは人間でも似ていますよね。

緊張しているときよりも、安心しているときのほうが表情はやわらかくなります。

猫も同じように、

「今は警戒する必要がない」
「この場所は安全だ」

と感じているときに目を細めることがあります。

そのため、多くの飼い主さんが「信頼されている気がする」と感じるのも不思議ではありません。

スローブリンクとは?

猫好きの間でよく知られているのが「スローブリンク(Slow Blink)」です。

これは、

  • 相手を見る
  • ゆっくりまぶたを閉じる
  • ゆっくり開く

という行動のこと。

まるで「にっこり笑顔」のようにも見えます。

近年の研究では、猫同士だけでなく、人と猫の間でもスローブリンクがコミュニケーションとして機能している可能性が示されています。

猫がこちらに向かってゆっくり瞬きをしたとき、

「敵意はありませんよ」
「安心していますよ」

といった友好的なメッセージを含んでいるのではないかと考えられているのです。

もちろん猫の気持ちを完全に言葉に置き換えることはできませんが、少なくともリラックスした状態で見られることが多い行動です。

猫からスローブリンクされたらどうする?

もし愛猫がこちらを見ながらゆっくり目を閉じたら、同じように返してみてもよいでしょう。

方法は簡単です。

  • 猫をじっと睨まない
  • やさしく視線を向ける
  • ゆっくり目を閉じる
  • ゆっくり開く

たったこれだけです。

すると猫も再びゆっくり瞬きを返してくれることがあります。

猫好きの間では「猫と会話しているみたい」と感じる方も少なくありません。

ただし、必ず反応が返ってくるわけではありません。

その日の気分や状況によって反応はさまざまです。

返事がなくても気にしなくて大丈夫ですよ。

目を細めてこちらを見つめる猫

目を細める=必ず信頼の証なの?

ここで少し注意したいポイントがあります。

「目を細めた=絶対に信頼されている」

と断言することはできません。

猫の表情は、そのときの体調や眠気、周囲の環境によっても変わるからです。

たとえば、

  • 眠い
  • 日なたでまどろんでいる
  • まぶしい
  • リラックスしている

こうした状況でも自然に目は細くなります。

そのため、目だけを見て判断するのではなく、全身の様子も合わせて見ることが大切です。

本当にリラックスしている猫のサイン

目を細めているとき、次のような様子も見られるなら、かなりくつろいでいる可能性があります。

  • 耳が自然な向き
  • ヒゲが力んでいない
  • 体がだらんと伸びている
  • ゴロゴロ喉を鳴らしている
  • 香箱座りや横向きで寝ている

反対に、

  • 耳が後ろに倒れている
  • 体が固まっている
  • しっぽを強く振っている

場合は、別の感情が混ざっている可能性もあります。

猫の気持ちは「目だけ」ではなく「全身」で読み取ることがポイントです。

窓辺でまどろんでいる猫

実は猫同士でも使われている?

多頭飼育のおうちでは、猫同士が穏やかに見つめ合いながらゆっくり瞬きをする場面を見かけることがあります。

もちろんすべての猫が行うわけではありません。

ですが、お互いに緊張していない関係では、こうした穏やかなやり取りが見られることがあります。

猫は鳴き声だけでなく、

  • しっぽ
  • ヒゲ
  • 姿勢
  • 表情

などを使ってコミュニケーションしています。

目の動きも、その大切な一部なのです。

やさしい目は、猫からの小さな贈り物

猫は犬のように感情を大きく表現することは少ないかもしれません。

だからこそ、ふと見せるやさしい表情には特別な魅力があります。

こちらを見ながらゆっくり目を細める姿を見ると、「安心してくれているのかな」とうれしくなりますよね。

もちろん、その意味を100%言い切ることはできません。

それでも、少なくともその瞬間の猫は落ち着き、穏やかな気持ちで過ごしていることが多いはずです。

もし愛猫がやさしい目でこちらを見ていたら、ぜひ同じようにゆっくり瞬きを返してみてください。

言葉はなくても、猫との距離が少し近づいたような気持ちになれるかもしれませんよ。