年末が近づくと、なんだかソワソワしてくるのは人間だけじゃないかも?
「いつもと違うぞ?」と、猫たちも気づいているのが…そう、大掃除の気配です。
猫と暮らすわたしたちにとって、大掃除はただの片づけではありません。
猫の健康や快適さを見直す絶好のチャンス!
この記事では、猫がよろこぶ「おうちの大掃除ポイント」を、わかりやすく・楽しくご紹介します。

1. まずはココ!猫毛がたまりやすい“すきま”を徹底チェック
猫と暮らしていると、思わぬ場所に毛が舞い込んでいること、ありますよね。
キャットタワーの裏、家具のすきま、冷蔵庫の下…。
これらはほこり+猫毛の温床になりやすく、ハウスダストの原因にもなります。
チェックしたい場所リスト
- ソファの下や裏
- 家具と壁のすきま
- カーテンの裏側
- 空気清浄機・エアコンのフィルター
- ケージの床やスノコの裏
ポイントは「空気が流れる場所+猫が通る場所」!
舞い上がった毛がたまりやすいので、掃除機&ウェットシートでスッキリさせましょう。
2. 猫の“ごはんまわり”を見直すと、快適度がグンとアップ!
毎日使っているフードボウルやマット、意外とヌメりや汚れがたまっていることも…。
さらに、お水の器の内側には「バイオフィルム(細菌の膜)」ができやすいので要注意です。
おすすめ大掃除アクション
- 器は食洗機 or 熱湯消毒でしっかり洗浄
- マットは洗濯 or 新調して衛生的に
- 周囲の壁や床も拭き取り&除菌
清潔な食事スペースは、猫の口腔・胃腸の健康にもつながります。
ついでに、器の位置や高さも見直してあげると、より快適になりますよ♪
3. 猫トイレは“まるごと”見直しのチャンス!

トイレまわりは、毎日の掃除だけでは取りきれないニオイや汚れが潜んでいます。
この機会に「トイレの丸洗い&砂の総入れ替え」をしてみましょう。
トイレ掃除のポイント
- プラスチック製トイレは中性洗剤で丸洗い+しっかり乾燥
- 砂はすべて入れ替えて、箱の底までチェック
- 周囲の壁や床の拭き掃除も忘れずに!
ついでに「最近トイレの場所、合ってるかな?」「砂の種類、気に入ってる?」といった見直しも◎
トイレの清潔さは、猫の排泄トラブルの予防にもつながります。
4. キャットタワー・ベッド・おもちゃ…「ふだん洗えないもの」もリセット!
猫のお気に入りが詰まったキャットタワーやクッション。
毎日使っているからこそ、抜け毛やニオイがしみ込んでいることもあります。
ケアしておきたいアイテム
- 布製ベッド・クッション:洗濯 or 天日干し
- キャットタワー:拭き掃除+ブラッシングで毛取り
- おもちゃ:水洗い or ペット用の安全なシートで軽く拭く
おもちゃの中には劣化して壊れかけのものもあるので、安全面からも見直しを。
猫がよろこぶ「新年のおもちゃ初め」なんていうのも楽しいですよ♪
5. お部屋の“におい”も猫目線でスッキリ!
人間が「いい香り」と感じるものでも、猫にとっては強すぎたり、ストレスになったりすることがあります。
とくにアロマ・芳香剤・洗剤の香りには注意が必要です。
猫にやさしい消臭のポイント
- 無香料 or ペット用の消臭スプレーを使用
- ファブリックは重曹+お湯で拭き掃除が◎
- 芳香剤やアロマオイルは、猫が入らない場所に設置
猫は「いつもの匂い=安心できる環境」と感じているので、香りの変化には敏感です。
おうちの空気も、猫にとってナチュラルで快適なものを心がけましょう。
6. 大掃除中、猫が“落ち着けるスペース”をちゃんと残す

大掃除をしていると、家具を動かしたり、大きな音が出たり、人が慌ただしく動いたり…
そんなとき、猫は「なにごと!?」と不安になりがちです。
安心スペースのつくり方
- 掃除しない部屋 or 押し入れなどを避難所に
- 猫が好きな毛布やクッションを置いておく
- 掃除機を使うときは、猫がいない場所で!
“猫ファースト”でお掃除するだけで、ストレスはかなり軽減できます。
無理に構わず、静かにそっとしておいてあげるのも愛情です。
まとめ:ピカピカになっても、猫が落ち着ける“おうち”であることがいちばん!
年末の大掃除は、おうちをキレイにするだけでなく、猫にとって快適なおうちを見直すタイミングでもあります。
抜け毛・ニオイ・ほこりをリセットし、トイレやごはん環境を整えることで、猫の健康にもつながる。
そして何より、安心して過ごせる場所を残してあげることが、いちばんのやさしさです。
「ピカピカになって、気持ちいいにゃ〜♪」
そんな表情のうちの子と、新しい年を迎えられたら最高ですね。

