1. HOME
  2. ねこ目線レポート
  3. 『今日はどこが正解にゃ?』— 猫の“撫でポイント”は気分で変わる!
頬をなでられて気持ちよさそうな猫

『今日はどこが正解にゃ?』— 猫の“撫でポイント”は気分で変わる!

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

猫とのふれあいタイム、とっても癒されますよね。でも…「昨日はゴロゴロ喜んでたのに、今日は撫でたら逃げられた」なんて経験、ありませんか?

実はこれ、猫の“気分”と“タイミング”によって撫でてほしい場所=「撫でポイント」が変わるからなんです。

今回は、猫の気分別「撫でポイント」完全マップをお届け!
愛猫との距離がグッと縮まるヒントがいっぱいですよ♪

猫はなぜ「撫でられたい場所」が日によって違うの?

まず押さえておきたいのは、猫はとっても気分屋さんということ。

猫の「撫でられたい場所」は、

  • 体調
  • 気温や湿度
  • 飼い主さんとの信頼関係
  • 周囲の音や気配
    などによってコロコロ変わります。

たとえば、暑い日はお腹を触られたくないこともあれば、寒い日は撫でてほしくて頭をぐいっと押しつけてくることも。

つまり猫にとっては、
「今日の気分に合わせた“ちょうどいい”触れ方をしてほしいにゃ」
というのが本音なのです。

頭をなでられて気持ちよさそうな猫

基本の“撫でてOK”エリア【信頼度に応じて広がる】

ではまず、一般的に「撫でてOK」な場所を確認してみましょう。

● 頭〜額(ブンブンこすりつけてきたらチャンス!)

頭や額は、安心できる相手にしか触らせない場所
とくに耳のつけ根あたりは猫がうっとりする“ゴロゴロスイッチ”ゾーンです。

自分から頭をこすりつけてくる=「もっと撫でていいよ」のサインなので、そっと優しくなでてあげましょう。

● あごの下(おすわりポーズでアピール!)

あご下は、気分が落ち着いているときに喜ばれる撫でポイント
特に飼い主さんの手にあごを乗せてくるようなときは、かなりリラックスしています。

※ただし、興奮しているときやイライラしているときは避けて!

● 背中〜腰(ゆっくりなでると喜ぶ子も)

背中は比較的OKな子が多いですが、突然触るのはNG!
そっと手を置いて、やさしくゆっくり撫でるのがコツ。

腰のあたりをポンポン軽くたたかれるのが好きな子もいますが、嫌がる子も多いので注意深く観察して。

ボディをなでられて気持ちよさそうな猫

“その日の気分”でOKになるエリア【猫の気持ちを読み取ろう】

では次に、「日によってOKかNGかが変わる」気分しだいのエリアをご紹介します。

● ほっぺたの横(すりすりゾーン)

猫が自分から顔を近づけてきて、ほっぺをこすりつけてくるとき。
それは、「ここ、なでてもいいよ」の合図。

このエリアにはフェロモンを分泌する“臭腺”があるため、安心する相手にはマーキングの意味ですりすりします。
※逆に触られたくないときは、顔をそむけるので分かりやすいですよ。

● お腹(超レアな“信頼の証”…でも注意!)

お腹を見せてゴロンと転がる姿、たまりませんよね。
でも…お腹を見せる=触っていい、とは限りません!

お腹は急所なので、猫にとっては最も無防備な姿勢
「安心はしてるけど、触ると怒るよ」というツンデレ行動のことも。

本当に信頼していて、なおかつその日の気分が“OKモード”のときだけにしましょう。

● しっぽの付け根(“しっぽぴーん”のときだけ!)

しっぽの付け根(腰のすぐ上あたり)は、気持ちいいと感じる猫もいれば、嫌がる猫もいます。

しっぽをピーンと立てて、すりすりしてくるときは好機!
ただし、敏感な部位でもあるため、反応をよく見てやさしく触れてくださいね。

撫でる前にチェックしたい「気分サイン」

撫でポイントがOKかNGかを見分けるには、猫の“表情”や“しぐさ”を観察することが大切です。

✅ 撫でてOKのサイン

  • 頭を押しつけてくる
  • ゴロゴロ喉を鳴らす
  • 目を細める(ゆっくりまばたき)
  • しっぽがゆるやかに揺れている

⚠️ 撫でNGのサイン

  • 耳が横に寝ている(イカ耳)
  • しっぽをバンバン叩くように振っている
  • 瞳孔が開いている(黒目がち)
  • 身体を固くして逃げようとしている

猫からのサインはとっても正直。無理に触るよりも、タイミングを見極めてあげることで、信頼関係もどんどん深まりますよ♪

撫でられるのが好きな猫・そうでない猫

喉をなでられて気持ちよさそうな猫

実は猫には、“スキンシップが好きなタイプ”と“あまり触れられたくないタイプ”があります。

  • 人懐っこい猫種(例:ラグドール、スコティッシュフォールドなど)は撫でられるのが大好きな傾向
  • 警戒心が強い猫種(例:ベンガル、シャムなど)は、気分が乗らないとそっけないことも

もちろん、個体差があるので、“うちの子ルール”を探っていくのがベスト!

まとめ:愛猫の“今日の正解”を探す、やさしいふれあいを

猫の「撫でポイント」は、まさに“気分マップ”のようなもの
昨日の正解が、今日はハズレ…なんてこともしょっちゅうです。

でもそれこそが、猫との毎日を特別なものにしてくれます。

「今日はどこが正解にゃ?」と、まるで宝探しのようにふれあう日々。
そんなやさしい時間が、猫との信頼をゆっくり育んでくれます。

撫でる手には、やさしさと観察力を。
今日もきっと、あの子の“とろけ顔”が見られますように…♪