ふわふわのお腹に顔をうずめて「しあわせ〜」なんて言ってるあなた。
そのもふもふの下に、ちょっと気になる秘密が隠れているかもしれませんよ?
今回は、あまり話題にのぼらないけれど、猫の体の大切な一部…そう、「乳首」についてのお話です。
「えっ、そんなに見たことないかも?」という方も、「ちょっと気になってた!」という方も、
読んだら誰かに話したくなる猫雑学、一緒にのぞいてみましょう!
乳首の数、みんな同じだと思ってた?
まずは基本から。
猫の乳首って、何個あるかご存じですか?
実は…個体差があるんです!
🐱 一般的な乳首の数は?
猫の乳首の数は、だいたい6個〜8個がスタンダード。
でも中には、
- 4個しかない子
- 10個ある子
も、しれっと存在しています。
つまり、「◯個が正解!」というものはないのです。
このあたり、猫って自由ですね〜。

左右対称じゃない…ってどういうこと?
「8個あるなら、左右4個ずつでしょ?」と思ったあなた。
たしかに人間の感覚ではそうですよね。
でも、猫はそんなにキッチリ整列してくれません。
🐾 こんな配置もあるある!
- 右に3つ、左に5つ
- 右に4つ、左に2つ(えっ!?)
- なんなら、左右の位置もズレてる!
実際に、バランスよく対になっている猫の方が少ないかもしれません。
「そういえば、うちの子も…」と今チェックしたくなってきた人、多いのでは?
そもそも乳首って、オス猫にもあるの?
はい、あります!
オス猫にも乳首はちゃんとあります。
ただし、もちろんミルクが出ることはありません。
これは人間と同じで、胎児期に共通の器官として発達するからなんです。
性別が確定する前に乳首は作られているので、
男の子でも、女の子でも、乳首の数や位置に大差はないんですね。
なぜ左右対称じゃないの?

ここ、ちょっとだけマニアックな雑学です。
猫(哺乳類)は、お腹に「ミルクライン(乳腺堤)」というラインが左右に1本ずつあります。
このラインに沿って、乳首が並んでいくのですが…
発達の途中で、位置や数が微妙にズレるのがふつうなんです。
つまり、「ズレてることこそ自然」!
猫たちにとっては「対じゃないのがデフォルト」なんですよ。
チェックするときのちょっとしたコツ
「うちの子の乳首、見たことないかも…」という方へ。
ふわふわの毛に覆われていて、なかなか見つけづらいですよね。
でも、意外と探すのは簡単なんです。
👀 こんなふうに探してみて!
- 猫がリラックスして仰向けになっているときがチャンス!
- お腹の毛をそーっと分けてみましょう
- 小さなピンク色や茶色の突起が見つかれば、それが乳首!
体に異変がないかチェックするためにも、日ごろから位置と数を覚えておくのがおすすめです。
注意しておきたいことも
ふだんは目立たない乳首ですが、健康チェックの目安にもなります。
⚠️ こんなときは注意!
- 突然腫れてきた
- しこりのように硬くなっている
- 色が赤くなったり、黒ずんでいる
- 猫が舐めすぎている
こうした変化がある場合は、獣医さんに相談するのが安心です。
特に、避妊していないメス猫は乳腺腫瘍のリスクもあるため、注意して見てあげましょう。
実はこんな話も…!

乳首の話って、なかなか人としないかもしれませんが、
実は獣医さんが性別判定の補助に使うこともあります。
たとえば、保護したばかりの子猫が複数いたとき。
- 乳首の配置
- 体のつくり
などから、まだ性別がはっきりしない時期の目安にすることもあるのです。
ただし、絶対ではないので、あくまで参考程度ですけどね!
最後に:もふもふの下に、今日からちょっとだけ注目を
猫の乳首って、あまり話題になることはありませんが、
体の大切なパーツであり、ちょっとした個性が見える場所でもあります。
「うちの子、右が3つで、左が4つだったよ!」
「えっ、奇数!?ほんとに!?」
そんな会話が生まれるのも、猫好き同士の小さな楽しみかもしれません。
どうか今日から、もふもふのお腹に、やさしいまなざしを。
その下には、小さくてユニークな“ヒミツ”があるのですから。

