猫も人と同じように、便秘になることがあります。
「最近トイレの様子が気になるな…」「踏ん張ってるけど出てないみたい」
そんなとき、愛猫がつらそうな顔をしていたら、飼い主として心配になりますよね。
でもご安心を。
日常のちょっとした工夫で、猫の“お通じ”を自然にサポートすることができるんです!
今回は、便秘気味な猫のためのやさしい自然派ケアをご紹介します。
今日からできるヒントを、ぜひあなたの猫ライフに取り入れてみてください。
そもそも猫の便秘ってどんな状態?
猫の便秘とは、本来1日1回〜2日に1回あるはずの排便が、3日以上出ない状態のことをいいます。
便が出ても硬くてコロコロ、量も少ない…というときは要注意。
以下のようなサインがあれば、便秘かもしれません:
- トイレに長くこもっているのに何も出ていない
- 排便の姿勢のまま固まっている
- お腹を触ると張っている感じがする
- 食欲が落ちている or 吐いてしまう
特に高齢猫や運動量が少ない猫に多く見られます。
また、長毛種は毛玉の影響で詰まりやすい傾向もあります。
自然にスッキリ!やさしい便秘対策5選
1. 水分をしっかりとろう!
猫はあまり水を飲まない動物。
それが便秘の大きな原因になっていることも。
- 新鮮なお水をこまめに交換
- 複数箇所にウォーターボウルを設置する
- 流れる水が好きな子には、循環型の自動給水器もおすすめ
- ドライフードだけでなく、ウェットフードも取り入れると水分補給につながります
「飲水量アップ=便もやわらかくなりやすい」ので、ぜひ意識してあげましょう。

2. 運動で腸を刺激!
日中ゴロゴロしてばかりの猫ちゃんには、ちょっとした運動を。
- おもちゃで追いかけっこ
- キャットタワーや棚を使ってジャンプ運動
- おやつを使って「ちょっとだけ動く遊び」
運動は腸の動きを活発にして、自然なお通じをうながします。
遊び時間が一緒に楽しめるコミュニケーションタイムにもなりますよ。
3. 食物繊維をちょい足し
“便秘対策には、一定の範囲で植物由来の食物繊維を少しだけ取り入れることも有効です。
ただし、猫は肉食動物なので、摂りすぎはNGです。
おすすめの方法としては、
・毛玉ケア用のキャットフード(食物繊維強化タイプ)
・無糖・無香料のかぼちゃペーストを少量(例えばティースプーン1杯程度)をフードに混ぜる
・獣医師監修のファイバー系おやつ/サプリメント(必要な場合)
などが挙げられます。
※体質に合わない場合もあるので、はじめはごく少量から試して、様子を見ながら実施してください。”
4. トイレ環境を見直してみよう

意外と見落としがちなのが「トイレ環境」。
猫がストレスを感じると、排泄を我慢する→便秘に…という流れになることも。
- 清潔で静かな場所に設置
- トイレの数は「猫の数+1」が理想
- においが気になる砂や、足に合わないタイプは要注意
トイレが快適だと、猫も安心して排便できるようになります。
5. ブラッシングで毛玉対策!
長毛種や換毛期の猫は、毛玉が腸にたまって便秘の原因になることも。
飲み込む毛の量を減らすには、こまめなブラッシングがカギです。
- 毎日2〜3分、スキンシップをかねて優しくブラッシング
- 毛玉ケア用のラバーブラシやコームを活用
- 換毛期には1日2回が理想
お腹の調子だけでなく、毛艶や健康状態のチェックにもなりますよ。
それでも改善しないときは…
上記のケアをしても、3日以上排便がない、嘔吐がある、元気がない…などの場合は、
自己判断せず、早めに動物病院を受診しましょう。
- 浣腸や薬が必要なこともあります
- 腸閉塞や巨大結腸症など、病気が隠れているケースも
早期発見が、猫の健康と命を守る第一歩です。
おわりに:出るって大事。毎日を「快腸」に

便秘は、放っておくと猫にとって大きなストレスになりかねません。
でも、ちょっとした工夫で、自然にスッキリできるようになることもたくさんあります。
あなたのやさしさと工夫で、
今日も猫ちゃんが「スッキリしたにゃ〜」とご機嫌になりますように。

