— 知ればもっと猫と仲良くなれる!?法の国からのネコだより —
猫との暮らしって、いつも自由で気まま。だからこそ、「えっ、それって法律で決まってるの!?」なんて話を聞くとビックリしてしまいますよね。
今回は、世界のちょっとユニークな“猫の法律やルール”をランキング形式でご紹介します。
どれも実際に確認された内容ばかり。猫を愛する飼い主さんなら、きっと「なるほど!」と思える発見がありますよ。
第1位 アイスランドの町で「猫、外に出ちゃダメ!?」

北の国アイスランド。その中でも“アークレイリ”という町では、屋外に自由に出歩く猫の行動を制限する条例が出されたことが話題になりました。
なんと2025年からは「夜間外出禁止」、あるいは「完全に屋外飼育を禁止する」という案が議会で可決されたのです。
目的は、野鳥や自然環境を守るため。猫の狩猟本能が、地域の生態系に影響を与えると考えられたのですね。
とはいえ、「ずっと外に出られないのはかわいそう…」という声もあり、現在は夜間のみの制限にとどまる案が有力のようです。
☑ 飼い主さんへのヒント
将来的に日本でも地域によって似た動きが出てくるかもしれません。
今のうちから、“室内でも猫が楽しく過ごせる環境づくり”を考えておくと安心ですね♪
第2位 スイスでは「猫はひとりぼっちじゃダメ」?

スイスでは、猫も“社会的な動物”とみなされ、法律や飼育ガイドラインでその扱いが定められています。
たとえば、「猫を1匹だけで飼う場合は、飼い主が毎日しっかりコミュニケーションを取ること」や、「他の猫と視覚的に交流できる環境を整える」などが推奨されているんです。
特に、長時間お留守番になる家庭では、猫が寂しくならないように、おもちゃや安心できる場所を用意することも大切とされています。
☑ 飼い主さんへのヒント
猫は気ままなようで、実は寂しがり屋さんな一面も。
お仕事で留守が多いなら、お気に入りのベッドや窓辺、声かけなど“小さな愛情”で心をつないでみてくださいね。
第3位 折れ耳猫“スコティッシュフォールド”が禁止される国も?

ふんわり丸顔に折れた耳がかわいらしい「スコティッシュフォールド」。
でも実はこの猫種、骨や軟骨の遺伝的な問題を抱えているとして、一部の国では繁殖や飼育が制限されています。
たとえばオランダでは、折れ耳猫や毛のない猫を“外見のために健康を犠牲にしている”として、飼育や販売を禁止する法案が進んでいます。
「見た目がかわいい」だけじゃない、猫の健康や福祉もちゃんと考えようという動きが、ヨーロッパを中心に広がっているのです。
☑ 飼い主さんへのヒント
これから猫ちゃんを迎える予定の方は、見た目だけでなく、猫種の特性や健康リスクもチェックしておきましょう。
どんな子でも、健やかに一緒に暮らせる環境が一番ですからね♪
補足コラム:「法律って、猫に必要なの?」
「自由気ままな猫に法律?」と驚いてしまうかもしれませんが、法律は猫たちの命や健康を守る“味方”です。
たとえば、
- 外に出て危険な目にあわないように
- 孤独になりすぎないように
- 健康を犠牲にした繁殖が広がらないように
そんな思いが込められているんです。
もちろん、「すぐに日本で同じ法律ができる」というわけではありません。
でも、“世界の動き”を知っておくことは、猫ともっと心地よく暮らすヒントになりますよ。
さいごに:わたしたちができること

今回ご紹介した法律は、どれも実際に検討・施行されているものばかり。でも、「守るためのルール」であることを忘れないでください。
- 猫が安心して暮らせる空間を作る
- 留守のときも猫が退屈しない工夫をする
- 健康に不安のある猫種について知る
- 無理な繁殖や販売に目を向ける
…それって、全部、愛猫への“やさしさ”そのものなんです。
法律を“厳しいもの”としてではなく、猫と幸せに暮らすためのヒントとして、ゆるやかに取り入れてみてくださいね。