1. HOME
  2. ねこグッズ
  3. 食器の高さで食欲が変わる?猫の食べやすさと健康
パウ・ボウルからご飯を食べるウリ

食器の高さで食欲が変わる?猫の食べやすさと健康

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

「最近、うちの子あまり食べなくなったかも……」
そんなふうに感じたとき、あなたはどこを見直しますか?
フードの種類?与える時間?ストレス? もちろんそれらも大切ですが、意外な盲点が“食器の高さ”にあるかもしれません。

今回は、猫の食器の高さと食欲・健康の関係について掘り下げてご紹介します。見過ごしがちなポイントですが、ほんの少しの工夫で愛猫の食事時間がもっと快適になるかもしれません。

食器の高さが変わるだけで、何が変わるの?

猫にとって「食べる」という行為は、単なる栄養補給ではなく、本能や快適さが密接に関わる行動です。その中で、食器の位置は意外にも重要な役割を果たしています。

高すぎても低すぎても、猫にとってはストレス。
体の構造に合った高さの食器を選ぶことで、次のような効果が期待できます。

  • 首や腰への負担軽減
  • 吐き戻しの軽減
  • 食欲の促進
  • シニア猫の快適な食事サポート

とくに、体高に対して低すぎる食器は、首を下げすぎることになり、長時間の食事がつらくなることがあります。猫が途中で食べるのをやめたり、食べ残しが多くなったりする場合は、この“高さ”を見直すのが有効です。

パウ・ボウルONIGIRIからごはんを食べるモフ

猫の身体構造と「自然な姿勢」

猫は本来、獲物を前足で押さえながら咀嚼する動物です。そのため、頭と背中がまっすぐに近い状態で食べるのが最も自然な姿勢です。

しかし、床に直置きされた平たい食器では、猫は首を大きく下げて食べることになり、食道や胃への圧迫が生じやすくなると言われています。

特に以下のような猫は、食器の高さが食べやすさに直結することがあります。

  • シニア猫(関節の柔軟性が低下)
  • 短頭種(例:ペルシャ猫)(顔が平たく、食べづらい)
  • 胃腸が敏感な猫(嘔吐しやすい)

では、理想の高さとは?

一般的には、猫の前足の付け根(肩の位置)に合わせた高さが理想とされています。市販の猫用フードボウルスタンドは、高さ5cm〜12cmほどのものが多く、猫の体格や年齢に合わせて選ぶとよいでしょう。

食器の素材も一緒に見直そう

高さに加えて、食器の素材も猫の食欲や健康に影響します。

素材特徴
ステンレス丈夫で清潔。匂い移りしにくく、洗いやすい。
陶器重みがあって安定感◎。デザインも豊富。
プラスチック軽くて安価だが、傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすい。

猫アクネ(あごニキビ)に悩んでいる場合は、プラスチックの食器は避け、陶器かステンレス製がおすすめです。

また、食器の底にすべり止めがついているかも重要なチェックポイント。食事中に動いてしまうと、猫は食べづらくなってしまいます。

「高さのある食器」のメリットと注意点

パウ・ボウルONIGIRIからご飯を食べるテト

メリット

  • 食べやすくなり、食欲がアップ
  • 吐き戻しや逆流の予防
  • 関節や背骨への負担が軽減
  • 食後にリラックスしやすい

特にシニア期の猫や、早食いしてしまう子には高さのある食器が非常に有効です。

注意点

  • 高すぎると逆効果になる(首が上がりすぎて負担に)
  • スタンドが不安定だと怖がる猫もいる
  • 食器の角度が合っていないと食べづらいことも

最初は様子を見ながら、高さを微調整できるものや傾斜付きタイプを使ってみると、猫の好みに合わせやすくなります。

実際の使用例:PAW-MOTTOのフードボウル

PAW-MOTTO のフードボウル、パウ・ボウル ONIGIRIも、高さと角度に配慮した作りになってます。

  • 地面からの高さが約8cm前後
  • 前傾設計で食べやすい角度
  • 陶器製で衛生的&デザインも◎

実際に「これに替えたら食べ残しが減った」「吐く回数が減った」といった口コミも多く、食欲不振や嘔吐癖に悩む飼い主さんには特に人気です。

食器の高さ調整、どう始める?

「うちの猫にも高さ付きの食器を導入してみたい」と思ったら、まずは今使っている食器の下に安定した台を置いて試してみるのがオススメです。

たとえば…

  • 厚みのある本や雑誌
  • しっかりした木のブロック
  • 100均の小型台(すべり止め必須)

まずは今より3〜5cm高くするところから始めて、猫の食べる様子を観察してみてください。

高さだけじゃない、見直したい“食環境”

食器の高さとあわせて、食事スペースの環境も猫の食欲に影響します。

  • 静かで落ち着ける場所か
  • 人や他のペットに邪魔されないか
  • 近くにトイレやゴミ箱がないか

猫はとてもデリケートな動物。
食器の高さを変えるだけでなく、五感で快適と感じられる環境を整えることが、食欲アップの大きなカギになります。

まとめ:猫にとって“快適な食事”をプレゼントしよう

パウ・ボウルONIGIRIでいただく、にゃんこたちのごちそうタイム

猫がごはんを美味しく食べてくれる姿は、飼い主にとって何よりもうれしいものです。
ほんの数センチの高さの違いが、猫の「食べる楽しさ」に大きな差を生むとしたら、見直さない手はありません。

  • 猫の体格や年齢に合った高さに調整
  • 素材や安定性にも注目
  • まずは気軽に試してみる

あなたの猫にぴったりの食器スタイルが見つかれば、きっと食事の時間がもっと楽しみになるはずです。
猫の「おいしい!」がもっと増える、そんな毎日を一緒に目指していきましょう。