クリスマスイブの夜。
街はイルミネーションに包まれて、カップルや家族が特別な時間を過ごしている中、
わたしたちにはもっと大切な存在がいます——そう、“うちの猫”です。
「今日は特別な日だから、ずっとそばにいたい」
そんな気持ちに応えてくれる、猫とのクリスマスイブの過ごし方を、もふねこ流にご紹介します。
「イブ」の夜、猫はいつもと違う空気を感じてる?

猫はとっても敏感な生きもの。
わたしたちのテンション、家の空気、いつもと違う飾りや音——
それをちゃんと感じ取っています。
たとえば…
- いつもより早くごはんが出てきたり
- 家族がそわそわしていたり
- クリスマスソングが流れていたり
こうした“ちょっとした変化”に猫は反応しています。
「なんか今日、特別にゃ?」
そんなふうに、猫なりにイブを察知しているのかもしれません。
今夜は“うちの子ファースト”にしてみよう
せっかくのクリスマスイブ。
特別なことをしたくなりますが、猫にとっては「いつもの安心」が一番のごちそうです。
でも、ちょっとだけ工夫すれば、
猫も飼い主もお互いに心地よいイブの時間が過ごせます。
◆ ぬくぬく環境をさらにアップデート
- あたたかいブランケットを新調してみる
- キャットベッドを窓際に移動してイルミネーション気分
- 加湿器を稼働して、湿度を保つ(猫は乾燥にも弱い)
◆ 静かなBGMで、落ち着いた空間を
猫は大きな音が苦手。でも、
静かで優しい音楽(ピアノやオルゴールなど)なら、リラックス効果があると言われています。
「猫用ヒーリング音楽」のプレイリストを流して、
ふたりだけの“しずかなイブ”を演出してみてはいかがでしょうか。
「今日は遊ぼうか」猫とのふれあいを、ちょっと丁寧に
イブの夜は、猫と過ごす時間を“少し丁寧に”するだけで特別になります。
たとえば…
◆ じゃらしタイムを10分長く
普段は5分で終わってしまうお遊びも、今日はちょっと長めに。
猫が満足するまで遊んであげると、
「今日はいい日だったにゃ〜」と、うれしい気持ちで眠りにつけるかもしれません。
◆ 撫でる時間もゆっくりと
猫の“撫でポイント”を意識して、
いつもよりゆっくり、やさしく撫でてあげるだけで、ぐっと信頼感が深まります。

ごはんも、ほんのり特別に
豪華なディナーは人間の楽しみですが、
猫にも「いつもと違う特別感」をちょっとだけ。
◆ クリスマスイブの猫用ごちそうアイデア
- いつものごはん+トッピングちゅ〜るで気分を変える
- 塩分なしの蒸しささみを細く裂いてトッピング
- 無添加の猫用スープを少し足してあげるのも◎
※与える量は少量に。慣れないものは消化に負担をかけることもあるため、“ちょっとだけ”がポイントです。
コスプレはやりすぎ注意。でも「ワンポイント」なら楽しめる!
クリスマスと言えば、サンタ帽やトナカイの角をつけた“猫サンタ”。
でも、猫の中にはコスプレが大の苦手な子もいます。
そこでおすすめなのが…
◆ ワンポイントだけのおしゃれ♪
- 首輪を赤いリボンに変えてみる
- サンタ柄のバンダナ風スカーフ
- ケープだけの軽い仮装もOK
写真を撮るのも3分以内が理想。
嫌がったら無理せず、「目で見て楽しむ」だけにしましょう。

今夜のイブは、「一緒にいること」を大切に
クリスマスイブに、何か特別なことをしなくてもいいんです。
大切なのは、猫と過ごす“穏やかでしあわせな時間”。
- 同じ空間で静かに過ごす
- くっついてうとうとする
- 撫でたり見つめ合ったりする
そんな一つひとつの時間が、
猫にとっても、わたしたちにとっても、いちばん大きな“贈り物”になるのだと思います。
明日も、また一緒に迎えよう
猫にとって「クリスマス」なんて知らなくても、
「大好きな人と一緒にいたい」気持ちは、ちゃんと伝わってきます。
今夜、そばにいてくれるその子に、
「ありがとう」「大好きだよ」って、小さな声で伝えてみてください。
そして明日——
また一緒に迎える“あたたかい朝”がプレゼントになるように。

