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お留守番してる猫

『帰省中も安心にゃ』— 年末年始の“猫のお留守番”対策まとめ

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

年末年始、実家への帰省やちょっとした旅行などで、「数日間、猫にお留守番をお願いしなきゃ…」という方も多いのではないでしょうか?

でも、心配しなくても大丈夫。ちゃんと準備をしておけば、猫も安心しておうちでのんびり過ごせます。
この記事では、猫にやさしいお留守番対策をまるっとまとめてご紹介します。

お留守番しながら外を見つめる猫

お留守番は何日くらいなら大丈夫?

まずは気になる基本から。

猫は比較的単独行動を好む動物なので、1泊〜2泊程度の留守番なら問題なくこなせる子が多いです。ただし、それも日常的に室内で過ごしている健康な成猫の場合。

次のようなケースでは、1泊でも不安要素が増えることがあるので注意が必要です。

  • 持病がある猫、高齢猫、子猫
  • 食欲にムラがある、もしくは胃腸が弱い
  • 留守に不安を感じやすい性格(甘えんぼ、音に敏感など)

そうした場合は、誰かに見に来てもらう or ペットシッターを頼むことを検討しましょう。

ごはん&水の準備、ぬかりなく!

フード編:いつものカリカリで安心を

お留守番中も、普段どおりのフードがベスト
「せっかくだから豪華に…」とお考えになる方もいるかもしれませんが、慣れない食事はお腹を壊す原因になります。
ドライフードは、出発前に複数の器に小分けして、猫が好きそうな場所にいくつか設置しておきましょう。万が一1つ食べきってしまっても、他の場所に用意があれば安心です。

また、自動給餌器があると非常に便利です。

  • 1日数回決まった時間に出してくれるタイプ
  • Wi-Fiでスマホと連携できるもの
  • 音声録音機能で「ごはんだよ〜♪」と呼びかける機能付きも!

タイマー式と電源式、両方のトラブルに備えて予備の器も忘れずに。

お水編:とにかく清潔第一!

猫にとってお水は命の源。冬でもしっかり飲んでもらうために:

  • 自動給水器を使う(フィルター付きがベター)
  • ボウルを複数箇所に置いておく
  • こぼしてしまう子には、重さのある器やマットもおすすめ

とくに暖房の影響で乾燥が進む時期ですので、お水の量は多めに!

パウ・ボウルSHIZUKU
こちらは PAW-MOTTO のお水用の器 パウ・ボウルSHIZUKUパウ・マットOMOCHI

トイレは頭数+1つ以上が安心のカギ!

猫はトイレが汚れていると我慢してしまうことが多い動物。
その結果、膀胱炎や便秘のリスクも高くなります。

留守番中は掃除できないので、最低でもトイレは頭数+1つ以上を設置しておきましょう。

  • 普段1つなら、簡易的なトレーでもう1つ追加
  • 猫砂は普段より少し多めに入れておく
  • 掃除の手間が少ないシステムトイレ+消臭シートが便利!

猫のトイレ事情はお留守番の満足度に直結しますので、ここはしっかり対策を。

室温・湿度の管理もぬかりなく!

冬場は特に、寒暖差や乾燥による体調不良に注意したいところ。

  • 室温は18〜24℃をキープできるように、エアコンの自動運転+予備の暖房器具を組み合わせておきましょう。
  • 湿度は40〜60%を目安に。加湿器の使用はもちろん、濡れタオルを室内に干すだけでも効果があります。
  • 停電や暖房停止に備えて、猫が安心して身を寄せられるような毛布や段ボールハウスを数カ所に用意しておくと安心です。

また、直射日光が当たる場所には長時間放置されない工夫も必要です。

安心のカギは“見守りカメラ”

最近では、見守りカメラの導入が一般的になってきました。

  • スマホアプリで外出先からリアルタイムでチェック可能
  • マイク付きなら、声をかけて安心させてあげることも
  • 動きを検知して通知してくれるモデルもあり

中には、猫がカメラに近づいてきて画面いっぱいのドアップになってしまう可愛い事件も…!

愛猫の様子が見えるだけで、飼い主側の不安もかなり軽減されます。

カメラにドアップになる猫

意外と盲点?やっておきたい事前チェック

留守番中の「もしも」に備えて、次のようなチェックも大切です。

  • 窓や網戸のロック確認(開けようとしないか)
  • 誤飲しそうな小物類の片付け
  • コード類の整理やコンセントカバー
  • ごみ箱・引き出しのロック(いたずら防止)
  • お風呂のフタを閉める or 立ち入り禁止にする

とくに年末は大掃除後で部屋の様子が変わっていることもあるため、注意が必要です。

ペットシッター or ご近所サポートの検討も

2泊以上のお留守番や、体調に不安のある猫の場合は、誰かが一度でも様子を見に来てくれるのが理想です。

  • 信頼できるペットシッター
  • 動物病院のペットホテル(病気が心配な子には◎)
  • 家族やご近所さんに様子を見てもらう

その際には、猫の性格や好きな隠れ場所、緊急時の連絡先をメモしておきましょう。

さいごに:お留守番は“愛情のバトン”でつながってる

猫にとっても、大好きな飼い主さんと離れる時間はちょっと寂しいもの。
でも、おうちの安心空間が整っていれば、猫は意外と落ち着いて過ごせるものです。

そして帰宅したとき、すり寄ってきたり、「にゃー!」と文句を言われたり、そっけなかったり…
それも全部、信頼してお留守番してくれていた証拠なのかもしれませんね。

年末年始のお出かけ前には、猫への思いやりの準備を忘れずに。
猫にとっても、人にとっても、穏やかな年越しになりますように。