猫とのふれあいタイム、とっても癒されますよね。でも…「昨日はゴロゴロ喜んでたのに、今日は撫でたら逃げられた」なんて経験、ありませんか?
実はこれ、猫の“気分”と“タイミング”によって撫でてほしい場所=「撫でポイント」が変わるからなんです。
今回は、猫の気分別「撫でポイント」完全マップをお届け!
愛猫との距離がグッと縮まるヒントがいっぱいですよ♪
猫はなぜ「撫でられたい場所」が日によって違うの?
まず押さえておきたいのは、猫はとっても気分屋さんということ。
猫の「撫でられたい場所」は、
- 体調
- 気温や湿度
- 飼い主さんとの信頼関係
- 周囲の音や気配
などによってコロコロ変わります。
たとえば、暑い日はお腹を触られたくないこともあれば、寒い日は撫でてほしくて頭をぐいっと押しつけてくることも。
つまり猫にとっては、
「今日の気分に合わせた“ちょうどいい”触れ方をしてほしいにゃ」
というのが本音なのです。

基本の“撫でてOK”エリア【信頼度に応じて広がる】
ではまず、一般的に「撫でてOK」な場所を確認してみましょう。
● 頭〜額(ブンブンこすりつけてきたらチャンス!)
頭や額は、安心できる相手にしか触らせない場所。
とくに耳のつけ根あたりは猫がうっとりする“ゴロゴロスイッチ”ゾーンです。
自分から頭をこすりつけてくる=「もっと撫でていいよ」のサインなので、そっと優しくなでてあげましょう。
● あごの下(おすわりポーズでアピール!)
あご下は、気分が落ち着いているときに喜ばれる撫でポイント。
特に飼い主さんの手にあごを乗せてくるようなときは、かなりリラックスしています。
※ただし、興奮しているときやイライラしているときは避けて!
● 背中〜腰(ゆっくりなでると喜ぶ子も)
背中は比較的OKな子が多いですが、突然触るのはNG!
そっと手を置いて、やさしくゆっくり撫でるのがコツ。
腰のあたりをポンポン軽くたたかれるのが好きな子もいますが、嫌がる子も多いので注意深く観察して。

“その日の気分”でOKになるエリア【猫の気持ちを読み取ろう】
では次に、「日によってOKかNGかが変わる」気分しだいのエリアをご紹介します。
● ほっぺたの横(すりすりゾーン)
猫が自分から顔を近づけてきて、ほっぺをこすりつけてくるとき。
それは、「ここ、なでてもいいよ」の合図。
このエリアにはフェロモンを分泌する“臭腺”があるため、安心する相手にはマーキングの意味ですりすりします。
※逆に触られたくないときは、顔をそむけるので分かりやすいですよ。
● お腹(超レアな“信頼の証”…でも注意!)
お腹を見せてゴロンと転がる姿、たまりませんよね。
でも…お腹を見せる=触っていい、とは限りません!
お腹は急所なので、猫にとっては最も無防備な姿勢。
「安心はしてるけど、触ると怒るよ」というツンデレ行動のことも。
本当に信頼していて、なおかつその日の気分が“OKモード”のときだけにしましょう。
● しっぽの付け根(“しっぽぴーん”のときだけ!)
しっぽの付け根(腰のすぐ上あたり)は、気持ちいいと感じる猫もいれば、嫌がる猫もいます。
しっぽをピーンと立てて、すりすりしてくるときは好機!
ただし、敏感な部位でもあるため、反応をよく見てやさしく触れてくださいね。
撫でる前にチェックしたい「気分サイン」
撫でポイントがOKかNGかを見分けるには、猫の“表情”や“しぐさ”を観察することが大切です。
✅ 撫でてOKのサイン
- 頭を押しつけてくる
- ゴロゴロ喉を鳴らす
- 目を細める(ゆっくりまばたき)
- しっぽがゆるやかに揺れている
⚠️ 撫でNGのサイン
- 耳が横に寝ている(イカ耳)
- しっぽをバンバン叩くように振っている
- 瞳孔が開いている(黒目がち)
- 身体を固くして逃げようとしている
猫からのサインはとっても正直。無理に触るよりも、タイミングを見極めてあげることで、信頼関係もどんどん深まりますよ♪
撫でられるのが好きな猫・そうでない猫

実は猫には、“スキンシップが好きなタイプ”と“あまり触れられたくないタイプ”があります。
- 人懐っこい猫種(例:ラグドール、スコティッシュフォールドなど)は撫でられるのが大好きな傾向
- 警戒心が強い猫種(例:ベンガル、シャムなど)は、気分が乗らないとそっけないことも
もちろん、個体差があるので、“うちの子ルール”を探っていくのがベスト!
まとめ:愛猫の“今日の正解”を探す、やさしいふれあいを
猫の「撫でポイント」は、まさに“気分マップ”のようなもの。
昨日の正解が、今日はハズレ…なんてこともしょっちゅうです。
でもそれこそが、猫との毎日を特別なものにしてくれます。
「今日はどこが正解にゃ?」と、まるで宝探しのようにふれあう日々。
そんなやさしい時間が、猫との信頼をゆっくり育んでくれます。
撫でる手には、やさしさと観察力を。
今日もきっと、あの子の“とろけ顔”が見られますように…♪

