1. HOME
  2. ねこ目線レポート
  3. そんなに眠いの? — 猫の“ごめん寝”が生まれる瞬間とは
クッションの上でごめん寝する子猫

そんなに眠いの? — 猫の“ごめん寝”が生まれる瞬間とは

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

まあるくなって眠る猫、長くのびて眠る猫、ふかふかのクッションにあごを乗せてウトウトする猫…。猫の寝相はどれも愛おしいですが、その中でも「ぷっ」と笑ってしまうのが、顔をぺたんとうずめた“ごめん寝”

まるで「ごめんなさい」と謝っているようなその姿に、私たち飼い主は思わず「どうしたの?」「なんでそんなポーズなの?」と話しかけたくなりますよね。

今回はそんな“ごめん寝”の魅力と、その行動に込められた猫の気持ちを、やさしくひも解いてみましょう。

ごめん寝とは?そのユニークすぎる姿

ソファの上でごめん寝する猫

「ごめん寝」とは、前足を床にたたんだ状態で顔を隠すようにうずめて眠るポーズのこと。SNSなどでもよく見かける、猫の寝相の中でも特に人気のあるスタイルです。

ときにはおでこを床にピタッとつけて、お尻だけがポンと上に突き出ていることも。この姿がまるで「反省ポーズ」や「土下座」に見えることから、「ごめん寝」という愛称で呼ばれるようになりました。

どうして顔をうずめるの?猫のきもちを想像してみよう

猫がごめん寝をする理由には、いくつかの説があります。実は、可愛いだけじゃない、猫なりの深い理由があるのかもしれません。

1. まぶしい光を遮りたい

部屋の明かりや窓から差し込む光がまぶしく感じるとき、前足で顔を隠すことで暗さを作り出しているともいわれています。人間でいえば「アイマスク」のようなものかもしれませんね。

2. 安心できる体勢だから

顔をうずめることで、視界をシャットアウトし、外の刺激を減らすことができるため、猫にとっては安心できるポーズ。お気に入りの場所や、飼い主のそばでこの寝相になることが多いようです。

3. 単純に“眠すぎて”顔を支えるのが面倒に

ちょっとお疲れのときや、全身の力が抜けているときに、ごろんと前に崩れるようにしてごめん寝になることもあります。まるで「もう無理〜」といわんばかりに顔を床に沈めてしまう様子は、なんとも愛らしいですね。

上着の上でごめん寝する猫

ごめん寝は体調不良のサイン?注意すべきポイントも

ほとんどの“ごめん寝”は、ただの猫なりのリラックスポーズ。ですが、まれに以下のような場合は注意が必要です。

  • 呼吸が荒く見える
  • 顔をずっとうずめたまま動かない
  • 目やに・鼻水など他の体調の変化もある

これらの様子が見られる場合は、ただの寝相ではなく、呼吸器系の不調や体調不良のサインである可能性も。いつもと違う様子を感じたら、早めに獣医さんに相談してくださいね。

じつは犬や他の動物も?“ごめん寝”仲間たち

“ごめん寝”は猫だけの専売特許…かと思いきや、犬やウサギなども同じようなポーズをとることがあるんです。とくに寒い時期や、部屋が明るいときなどに、顔を隠すように寝る姿が見られることも。

ですが、猫の“ごめん寝”はしなやかな体と絶妙なバランス感覚があるからこそ成せる技。そのフォルムの美しさと面白さは、猫ならではの芸術品といえるかもしれません。

思わず写真を撮りたくなる“瞬間”を見逃さないで

「これは…ごめん寝の予感!」と思ったら、そっとスマホを用意してみましょう。ただし、猫は繊細ですから音を立てたり、フラッシュを使ったりすると起きてしまうかもしれません。

そーっと近づいて、ふわっとした空気感のまま撮るのがコツです。撮れた写真は、あなたにとっても猫にとっても、ほっこり癒やしの1枚になることでしょう。

クッションの上でごめん寝する猫

おわりに:ごめん寝は、信頼の証かもしれない

“ごめん寝”は、その可愛さから話題になることが多いですが、猫にとっては「安心している場所だからこそ見せる寝相」ともいえます。

顔を隠して無防備に眠る姿は、きっと飼い主のそばが一番心地よい場所なのだと教えてくれているのかもしれません。

次に猫が“ごめん寝”をしていたら、そっと見守ってあげてください。その姿に、あなた自身もきっと心がふわっとあたたかくなるはずです。