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しっぽを立てて、こちらへ歩いてくる猫

性格が丸わかり!猫のしっぽの動きから読み取る気持ち

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

ふと愛猫を見ると、しっぽがぴんと立っていたり、ゆらゆら揺れていたり、急にバタンと床にたたきつけたり…。
一体なにを考えてるの?」と思ったこと、ありませんか?
実は猫のしっぽは、感情のバロメーター。声に出して伝えないぶん、体の動きで気持ちを表現しているのです。

今回は、猫のしっぽに隠された心理サインをわかりやすく解説しながら、性格傾向との関係性にも触れていきます。
あなたの猫がどんな子なのか、しっぽを見ればわかるかもしれませんよ。

しっぽは「猫の言葉」だった

まず知っておいてほしいのは、猫にとってしっぽは「気持ちを伝える大切なツール」だということ。
犬ほどオーバーな動きはしませんが、細やかな感情の違いをしっぽで表しています。

猫同士のコミュニケーションではもちろん、人間に対しても無意識にサインを出しているのです。
つまり、しっぽを観察するだけで、
「今はそっとしておいてほしい」
「構ってほしい!」
「警戒してる」
といった心の声が手に取るようにわかるというわけ。

大人の猫と遊ぶ子猫

しっぽの動き別・猫の気持ち早わかりガイド

それでは、代表的なしっぽの動きを紹介しながら、猫の気持ちを読み解いていきましょう。

1. しっぽがピンとまっすぐ上に立っている

嬉しい・安心・甘えたい

飼い主に近づいてくるときに、しっぽが立っているなら、好意のサイン
特にしっぽの先が少しカーブしていれば、リラックスしている証拠です。

この動きをよくする猫は、人懐っこくて社交的な性格の子が多い傾向があります。

2. ゆっくりとしっぽを左右に揺らす

考え中・警戒・気分が読めない

落ち着いて見えるのに、しっぽだけがゆっくり動いていたら、「どうしようかな…」と思案中です。
知らない人に近づかれたときや、新しいおもちゃを前にしたときなどによく見られます。

こうしたしっぽの動きをする猫は、慎重派・用心深い性格かもしれません。

3. ブンブンと大きくしっぽを振る

イライラ・不機嫌・やめて!

ソファでくつろいでいるのにしっぽだけが勢いよく振られていたら要注意
それ以上やると怒るよ?」という警告のサインかもしれません。

しつこく撫ですぎたときや、来客がいて落ち着かないときにもよく見られます。
自分のペースを乱されたくない、独立心の強い性格の猫によく見られる仕草です。

4. しっぽが体に巻き付くようにして座っている

安心・落ち着いている・マイペース

お香箱座りをしてしっぽが足元にくるんと収まっていたら、その場に安心している証拠
このポーズは、警戒を解いて心地よく過ごしている状態です。

この姿勢を好む猫は、落ち着きがあり、周囲に左右されにくい穏やかな性格かもしれません。

5. しっぽを膨らませる(いわゆる“タヌキしっぽ”)

驚き・恐怖・興奮

猫が突然しっぽを太く膨らませるのは、最大級の緊張状態
敵に見せるために体を大きく見せようとしている、防御的な行動です。

こうした反応が多い場合は、怖がりで繊細な一面があるかもしれません。
無理に触ったりせず、落ち着くまでそっとしておくのが正解です。

しっぽが膨らんでる猫

しっぽの位置でも気持ちは読み取れる!

動きだけでなく、しっぽの位置でも感情がわかります。

しっぽの位置猫の気持ち
上向き(高く掲げる)嬉しい・自信あり
水平(背中と同じ高さ)警戒・集中
下向き(だらんと垂れる)不安・不機嫌
足の間に巻き込む強い恐怖・緊張

しっぽの動きと位置の両方を組み合わせて観察すると、より正確に気持ちが読み取れますよ。

性格としっぽの使い方の関係性

同じようなしっぽの動きでも、猫の性格によって意味合いが少しずつ違うこともあります。
たとえば、穏やかな猫がしっぽを振るのと、気性の荒い猫が振るのでは、感情の振れ幅が異なるのです。

  • 活発で好奇心旺盛な子:しっぽでおもちゃを叩いたり、高く掲げて歩き回ることが多い
  • 控えめで内向的な子:しっぽを体に巻き付けてじっとしている時間が長い
  • 自己主張が強い子:嫌なことがあるとすぐにしっぽをブンブン振る

しっぽの動きは、その子の「素の性格」が表れやすい部分でもあるのです。

よくある誤解:「しっぽを振る=嬉しい」はウソ?

犬と猫を混同して、「しっぽを振ってる=喜んでる」と思ってしまう人もいますが、猫の場合は真逆になることも多いです。

特に、強く・早くしっぽを左右に振るのは、イライラ・警戒のサイン
愛猫のしっぽを見て「嬉しそう♪」と撫で続けた結果、ガブッと噛まれる…なんてことも。

誤解を防ぐためには、しっぽの動きだけでなく表情や耳の向き、鳴き声と一緒に見ることが大切です。

観察を続けると、もっとわかるようになる

しっぽを体に撒いてる猫

最初は「この動き、どんな意味?」と戸惑うかもしれませんが、毎日観察を続けているとパターンが見えてきます
猫はとても繊細で、同じしっぽの動きでも前後の文脈で意味が違うことも多いのです。

たとえば…

  • ごはん前→しっぽピン!→期待と興奮
  • 来客中→しっぽピン!→緊張と警戒

こうした違いを読み取るには、その子の個性や性格をよく知ることが何より大切です。

まとめ:しっぽを知れば、もっと仲良くなれる

猫のしっぽは、まさに感情のアンテナ
見る角度を変えるだけで、これまで「気まぐれ」と思っていた行動が、実はとても一貫性のあるサインだったことに気づくでしょう。

  • ピンと立ったしっぽは「ごきげんサイン」
  • 大きく振るのは「不機嫌のサイン」
  • 体に巻き付けていたら「安心中」

日々の観察を通じて、しっぽの“言葉”が読み取れるようになれば、
あなたと猫との絆は、きっともっと深まるはずです。