「猫を飼いたい!」と心に決めた瞬間から、あなたと猫の物語が始まります。でも、ワクワクする気持ちの一方で、「何を準備したらいいの?」と不安になる方も多いはず。
今回は、猫を迎える前に必ず揃えておきたいアイテムや、環境作りのコツ、気をつけたい注意点まで、完全チェックリストをお届けします。
はじめに:猫にとっての「安心できる家」とは?
猫はとても繊細な生き物です。
新しい環境に慣れるまでに時間がかかる子も多く、初日からいきなり甘えてくれるとは限りません。
猫が安心して過ごせるように「隠れられる場所」と「安全な空間」を用意することが何より大切です。
【準備チェックリスト】これがあれば安心!
以下に、猫を迎える前に必ず用意したいもの・あると便利なものをリストアップしました。
初めての方も、すでに経験のある方も、ぜひチェックしてみてください。
■ 基本アイテム編(絶対に必要)
✅ キャリーバッグ
移動や通院に必須。上から出し入れできるタイプが便利です。
✅ トイレ・猫砂
猫はとてもきれい好き。トイレは1匹につき最低1個、できれば+1個が理想です。
猫砂は「粒の大きさ」「匂い」「固まり方」で好みが分かれるので、最初は複数の種類を用意して様子を見るのが◎。
✅ フード・食器
年齢や健康状態に合ったキャットフードを選びましょう。
浅めでヒゲが当たりにくい器が猫に優しい設計です。
水はこまめに取り替えて、清潔な状態をキープしましょう。

✅ 爪とぎ
家具を守るためにも、猫のストレスを和らげるためにも必須。段ボール・木製・麻タイプなどバリエーション豊富なので、好みに合わせて選んで。
✅ ベッド・毛布
猫が安心して眠れる場所を用意してあげましょう。箱型の隠れられるベッドがおすすめです。
■ 環境整備編(快適さのカギ)
✅ 危険なものは片付ける
・細い紐や輪ゴム、ヘアゴム
・観葉植物(猫にとって有害なものも多い)
・コンセントやコード類
誤飲や感電などの事故を防ぐため、目線を低くして部屋全体を見直しましょう。
✅ 高いところへの導線
猫は高いところが大好き。キャットタワーや棚を活用して上下運動ができるスペースを用意しましょう。

✅ 温度・湿度管理
特に夏と冬は注意。室温は20~26℃、湿度は40~60%が理想的です。
暑さ・寒さ対策も万全に。
■ お世話グッズ編(あると安心)
✅ ブラシ
毛の長さに合ったブラシを選んで。スキンシップにもなるので、毎日の習慣に。
✅ 爪切り
爪が伸びすぎると巻き爪になることも。2週間に1回が目安ですが、怖がる子は無理せず。
✅ おもちゃ
猫にとって遊びは狩りの代わりであり、ストレス発散手段。
ひとり遊びできるものと、飼い主さんと一緒に遊べるものの両方を用意すると◎。

■ 気持ちの準備編(忘れがちだけど大切)
✅ 家族との話し合い
「誰が世話をするのか」「寝る場所はどこか」「お留守番のときはどうするか」など、事前にルールを決めておくことが重要です。
✅ 迎えた直後はそっとしておく
すぐに触りたい気持ちはぐっと我慢。最初の1〜2日は、猫のペースに任せて静かに見守りましょう。
✅ かかりつけの動物病院を見つけておく
できれば事前に近所の動物病院をリサーチ。ワクチン・避妊去勢・健康診断の相談先を確保しておくと安心です。
よくある質問(Q&A)
Q. どこから猫を迎えるのがいいの?
A. ペットショップだけでなく、保護猫シェルターや譲渡会も検討してみてください。
性格や健康状態を教えてくれる場合が多く、事前に相性を見極めやすいのがメリットです。
Q. 子猫と成猫、どっちが飼いやすいの?
A. 一概には言えませんが、初めての方には「性格がはっきりしている成猫」もおすすめ。
子猫は可愛いですが、体力が有り余っていてお世話が大変な一面もあります。
Q. 他のペットがいる場合、同居できる?
A. 相性次第ですが、最初は完全に隔離して様子を見るのが基本です。
徐々に匂いを交換したり、姿を見せて距離を縮めていきましょう。
まとめ:準備こそ、愛情の第一歩

猫を迎える準備は、単なる「モノを揃えること」ではありません。
「この子が安心して暮らせるように」という気持ちが、最大の準備です。
焦らず、猫のペースに寄り添いながら、かけがえのない日々を始めていきましょう。
あなたの元にやってくる猫との出会いが、素敵なものになりますように。