ふだん、わたしたちの生活のそばに、さりげなくいる猫たち。
でも、まさか何百年も昔の本に、足あとを残していたなんて…信じられますか?
じつは――
中世に書かれた古文書や写本のなかに、猫の足跡がくっきり残っている例があるのです!
今回は、そんな“ほんとうにあった猫の証拠”をご紹介します。
歴史の1ページをペタペタ横切った足あとの正体とは…?

【ボスニア】500年前の文書に残された「ペタッ」
2013年、ボスニアの大学研究者だったエミル・フィリポヴィッチ氏が、
15世紀の手書き文書を調査していたときのこと。
なんと、ページを横切るようにインクの猫の足跡がくっきり!
猫は昔から自由きまま。
研究者の大事な書類だろうとおかまいなしだったようです。
しかもこの足跡、Flickr に本人が写真を投稿して世界中に拡散されました。
今では「歴史書に残された猫の足跡」といえばこの一枚!というほど有名に。
【イタリア】修道院の静寂に響く“足音”?
イタリア北部のとある修道院にも、猫の足跡が残された写本があります。
羊皮紙のページにインクのようなものがポンポン…と並び、
まるで猫が「トコトコ…」と歩いていったかのよう。
ここでも、僧たちは一生懸命、聖書や哲学書を手書きしていたはず。
そこに現れた、ちょっぴりおせっかいな猫。
もしかしたら「ねえ、そろそろ休憩にゃよ〜」って言いに来たのかも?
ヨーロッパ中世の修道院では猫がネズミ対策として飼われていた記録もあります。
だからこそ、こうした足跡が残っていても不思議じゃないんですね。
【イギリス】学術資料にも“にゃんこの痕跡”が!
イギリス・エクセター大学にある中世写本にも、
猫の足跡と思われるインクしみが見つかっています。
羊皮紙の上にポン、ポン、と残る足あと。
それを見た研究者たちは思わず笑ってしまったとか。
実はこのような“中世の猫の足あと”は、イギリスを含めたヨーロッパ各地の歴史書で複数発見されているんです。
“猫は紙の上が好き”という習性は、何百年も変わっていないようです。
猫はいつだって、歴史の“共演者”
今回ご紹介した足跡たちは、どれも偶然の産物。
でもそこには、当時の人と猫がどれだけ近くで暮らしていたかがにじみ出ています。
・大事な文書にも乗っちゃう
・インクを踏んでぺたぺた歩いちゃう
・でも叱られた形跡はない(むしろ笑われてる)
なんだかほっこりしてしまいますよね。

さいごに:猫の「痕跡」は、歴史のなかでも愛されていた証
現代の私たちが猫と暮らしていても、
「なんでこの大事な書類の上に寝るの〜!?」なんて場面、ありますよね。
それは何百年も昔から変わらない、猫の“自由さ”。
そして人間もまた、そんな猫たちに振り回されながら、
ちょっと困りつつ、なぜか笑ってしまう――
そんなやさしい関係が、古い文書に残された小さな足跡から、今も伝わってくる気がします。

