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お座りして何かを見つめるマンクス

『昔むかし、ある島にいた猫のはなし』— マンクスに伝わる“不思議な伝説”とは?

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

海辺に風がそよぐころ、ある猫のおはなしがひそやかに語り継がれてきました。
その猫の名前は――マンクス
ちょっと不思議な見た目と、やさしい性格をもつこの猫には、長い長い歴史と伝説があるんです。

この記事では、「しっぽのない猫」として知られるマンクスの魅力にせまっていきます。
見た目の特徴から、由来、呼び名の違い、そしてちょっとロマンチックな伝説まで…。
読めばきっと、マンクスのとりこになること間違いなし!

マンクスってどんな猫?

マンクスは、一見するとしっぽがないことで有名な猫。
でも実は、“まったくない”わけではなく、しっぽの長さにはいくつかの種類があるんです。

この猫のルーツはイギリス・マン島(Isle of Man)
アイリッシュ海に浮かぶこの小さな島では、昔からしっぽの短い猫が島内に多く見られ、それがマンクスの始まりだといわれています。

こちらを見つめる、しっぽのないマンクス

しっぽにまつわる“4つの呼び名”

マンクスの魅力のひとつは、そのしっぽのバリエーションにあります。
実は、しっぽの長さによって、呼び名まで違うんですよ。

  1. ランピー(Rumpy)
     完全にしっぽがないタイプ。背中からお尻にかけて、なだらかなカーブが美しい!
  2. ライザー(Riser / Rumpy Riser)
     しっぽはほぼないけれど、わずかに骨の出っ張りが感じられるタイプ。撫でるとポコッとするかも。
  3. スタンピー(Stumpy)
     短めのしっぽがちょこんと残っているタイプ。うさぎのしっぽみたいで愛らしい!
  4. ロンギー(Longy)
     普通の猫のようなしっぽがやや長く残っているタイプ。ただし、マンクスのスタンダードからは外れるため、ショーでは評価されにくいことも。

このように、マンクスは同じ血統でもしっぽの長さがバラバラ。これは、自然発生した遺伝の特徴なんです。

歩き方もふわっと軽やか!“ラビットキャット”と呼ばれる理由

「マンクスって、うさぎみたいに跳ねるように歩く猫だよね?」
そう思った方、鋭いです!

マンクスは、後ろ足が前足より長めに発達しているため、おしりをぽんぽんと弾ませるような歩き方になることがあるんです。

この姿がまるでウサギのように見えることから、「ラビットキャット(Rabbit Cat)」というあだ名もついているんですよ。

その歩き姿はどこかユーモラスで、でもとってもキュート。
しっぽがない分、後ろ姿のシルエットにも注目してみてくださいね。

しっぽがないのはなぜ?ちょっと不思議な伝説

さて、マンクスの最大の特徴といえば、やはりしっぽがないこと
でもどうしてそんな特徴が生まれたのでしょう?

遺伝学的には、自然突然変異によって「しっぽのない猫」がマン島で誕生し、島という限られた環境で遺伝的に定着したと考えられています。

でも…それだけじゃちょっとつまらない?
実は、マンクスには素敵な“伝説”があるんです。

✨ノアの方舟、しっぽ置き去り事件!?

マンクスの有名な伝説に、こんなお話があります。

「大洪水の日、ノアの方舟に駆け込みで飛び乗った猫が、最後の扉にしっぽを挟まれてしまった」

「その猫がマンクスで、しっぽがなくなってしまったのだ」と――。

なんともユーモラスで、ちょっぴり切ないお話ですね。
でもこの伝説には、“マンクスのしっぽは神様からの個性”というような、温かい意味合いが込められているのかもしれません。

性格は?マンクスの“中身”の魅力

塀の上でリラックスしてるマンクス

見た目のインパクトが強いマンクスですが、中身もとっても優秀

  • 人懐っこくて、甘えん坊
  • 静かでおだやか。無駄鳴きが少ない
  • 飼い主さんの気持ちをよく察してくれる、賢い子が多い
  • 好奇心が強く、ちょっとイタズラっ子な一面も

家族にべったり寄り添う姿に、思わずほっこりしてしまいます。
お子さんやほかのペットとも仲良くできる子が多いので、初めて猫と暮らすご家庭にもぴったりです。

マンクスと暮らすときのちょっとした注意点

ただし、マンクス特有の遺伝的な注意点も忘れてはいけません。

マンクス症候群(Manx Syndrome)
しっぽがない遺伝子は、まれに脊椎や神経系に影響を及ぼすことがあります。
ブリーダーさんが慎重に交配を行っている場合がほとんどですが、信頼できる飼育環境から迎えることが大切です。

しっぽの“ない”魅力、それがマンクス

しっぽがあるのが猫の当たり前…と思いがちですが、
マンクスを見ていると、「ない」ことも立派な個性だと思えてきます。

そしてその個性を、
愛らしさややさしさとして存分に表現してくれるのがマンクスなんです。

まとめ|“むかしむかし”の猫と、いま一緒に

長毛のマンクス
  • しっぽの有無で4タイプの呼び名があるマンクス
  • “ラビットキャット”と呼ばれる愛らしい後ろ姿
  • ノアの方舟にまつわる、不思議でかわいい伝説
  • おだやかで甘えん坊、でもちょっぴり冒険好きな性格

マンクスは、どこか昔話に出てきそうな、特別な雰囲気を持った猫です。
でも、そのぬくもりは、あなたのすぐそばにあるかもしれません。

「しっぽがない」ことで始まる物語、あなたも一度触れてみませんか?