『スイッチ入った！？』— 猫がテンション爆上がりするワケとは | もふねこ〜猫との暮らしをもっと楽しく〜

投稿日 : 2025-12-19

投稿者：もふねこ編集部

ある日、静かにお昼寝していたはずの猫が、突然「ダダダダッ！！」と猛ダッシュ。
「えっ！？何ごと！？」と驚いた経験、猫と暮らしている方なら一度はあるのではないでしょうか。

今回は、“急にテンションMAXになる猫のスイッチ”の正体について、わかりやすく楽しく解説していきます。
その行動の裏には、猫の本能や環境要因、心理的なスイッチなど、さまざまな理由が隠れているんですよ。

急にスイッチON！？— 猫の“爆走モード”とは

猫が急にテンションが上がって、走り出したりジャンプを繰り返したりする行動には、こんな呼び名があります：

これらはすべて、猫が短時間だけ超ハイテンションになる謎の行動を表しています。
日本でも海外でも、飼い主たちは「なんで今！？」とびっくりしつつも、ちょっぴり楽しんでいる様子がうかがえます。

では、なぜ猫は突然スイッチが入ったように走り回るのでしょうか？
実はこれ、ただの気まぐれではなく、いくつかの“スイッチ”が存在するんです。

猫はもともと狩猟動物。
走って、飛びついて、捕まえるという一連の行動を、遊びや生活の中で再現することで、本能を満たしています。

ふいにそのスイッチが入ると、
「今だ！狩るぞっ！」という気分に切り替わり、急に家中を猛ダッシュ！

これは野生時代の名残とも言われていて、猫が健康で元気な証でもあります。

一日中寝ていたり、静かな時間が続いた後には、エネルギーが有り余っている状態になります。
とくに室内飼いの猫は運動する機会が少ないため、
「そろそろ動かないと爆発するにゃ！」と自分でスイッチを入れてしまうのです。

特に運動不足がちな子ほど、夜中に大運動会を開催しがちです。

「えっ、うちの子ストレス感じてたの？」と思うかもしれませんが、
ちょっとした刺激や変化でも、猫はストレスを感じやすい動物です。

来客があった日、引っ越し直後、新しい家具が入った日など、
環境の変化があったタイミングで“スイッチ”が入りやすい傾向があります。

この場合、ただ走っているのではなく、不安を発散しようとしていることもあるため、
無理に止めずに安心できる環境を整えてあげることが大切です。

テンションが爆上がりして走り回る姿は、
一見ちょっと「変？」に見えるかもしれませんが、健康な猫によくある行動です。

特に子猫や若い成猫には日常茶飯事で、むしろ元気な証拠。
ただし、以下のような場合は注意が必要です。

こうした場合、病気や認知機能の低下のサインである可能性もあるため、
気になるようであれば、獣医さんに相談してみましょう。

どの猫にもそれぞれのスイッチの入りどころがあります。
うちの子はどんなときにテンションが爆上がりになるのか…ちょっと観察してみてください。

猫によっては「トイレ後の爆走」がルーティンになっていたり、
ごはん前に謎のテンションアップがある子も。
“うちの子スイッチ”を見つけるのも、猫暮らしの楽しみのひとつですね。

「スイッチ入るのはいいけど、夜中にやめて…」
「運動はしてほしいけど、家具が壊れそう…」

そんなときは、猫のテンションスイッチをコントロールする工夫を取り入れてみましょう。

「なんで今！？」「深夜やめて〜！」と思いつつ、
全力で駆け回る猫の姿に、ちょっと笑ってしまうのも飼い主あるある。

猫が突然テンション爆上がりになるのは、元気だからこそ。
その一瞬一瞬を楽しみながら、猫のリズムに寄り添う暮らしを大切にしていきたいですね。

そして、あなたの家の猫ちゃんにもきっとあるはず、“マイルールのスイッチ”。
ぜひ観察してみて、「うちの子、やっぱり最高♡」って再確認してみてくださいね。