もし、猫が主役の国があったら?
その国の旗には、きっとかわいらしい猫の姿や、ふわふわのしっぽ、あの愛くるしいおめめが描かれているかもしれません。
…でも、世界中の国旗を見渡しても、“猫”が描かれているものはひとつもないんです。
ちょっぴりさびしいこの現実。けれど、それにはちゃんと理由もあるのです。そして、「だったら作っちゃおう!」ということで、猫モチーフの“夢の国旗”たちをこっそり考えてみましたよ。
えっ、猫の国旗って存在しないの?
そうなんです。2025年現在、猫がデザインされた“国旗”はひとつも存在しません。
もちろん、ネコ科の動物が使われている国旗はあります。たとえばスリランカの旗には「ライオン」が描かれていますし、中南米ではジャガーが国章に登場する国もあります(たとえばガイアナなど)。


でも、“家猫”はゼロ。
それってちょっと意外じゃないですか?
あんなに人のそばで愛され、世界中にファンがいるというのに…!
そもそも、国旗ってどうやって決まるの?
国旗には、国の歴史・文化・価値観が色や模様にこめられています。
たとえば――
- フランスの「トリコロール(青・白・赤)」は自由・平等・博愛を表す
- 日本の日の丸は、太陽や神道の思想にルーツがある
- メキシコの旗に描かれたワシは、アステカ神話から



こうして見ると、動物モチーフは“国章”や“紋章”で使われることが多く、国旗ではめったに登場しないという傾向がわかります。
ましてや、家猫のように「国を象徴する存在」として歴史に登場してこなかった動物が、国旗になることは…かなり難しかったのかもしれません。
それでも「猫の国」があったなら?
それでも、猫たちが主役の国があったなら?
私たちは夢を見ずにはいられません。
たとえば、こんな旗があったらどうでしょう?
🐾 白猫の旗 — 高貴なふわふわの象徴

白猫がドーンと中央に配置されたこのデザインは、平和とやさしさを大切にする猫の国をイメージして作られました。
十字のラインは「信頼」や「絆」を象徴し、猫と人とのあたたかな関係を表しています。
🐾 肉球の旗 — 猫たちの足あとが紡ぐ物語

こちらは中央に金色の肉球が輝く、ちょっぴり王国風のデザイン。
歩くたびに「にゃん」と鳴る足音が聞こえてきそうな、猫の歩みそのものを国の誇りにしたような旗です。
四隅に描かれた植物模様も、猫の優雅さをイメージしています。
🐾 ハチワレの旗 — みんなの人気者が主役!

最後は、おなじみの「ハチワレ猫」をフィーチャーした旗。
どこか親しみやすくて、でもちょっぴり凛々しいハチワレさんが、国の顔として誇らしげにたたずむデザインです。
赤と白のカラーは、思いやりと情熱を表現しています。
もし猫の国があったら、どんな国になる?
想像してみてください。
- お昼寝は“義務”として認められていて…
- いたるところにキャットタワーが設置されていて…
- 通貨は「マタタビ」かもしれません
- 言語は「にゃん語」、あいさつは「ごろにゃ〜ん」
…ちょっと楽しそうじゃありませんか?
まとめ:国旗に猫がいなくても、猫愛は世界共通!
世界の国旗に猫は描かれていないけれど……それでも、私たちは知っています。
猫がしっぽをピンと立てて歩く姿は、まるで“わたしの国”を代表する旗のよう。
そんな猫さんが、今日もあなたの暮らしの中を歩いているなら、
それこそが世界でいちばんステキな国旗かもしれません。
※このページで紹介した“猫国旗”は、空想デザインです。
