猫との暮らしって、ほんとうに癒されますよね。
スリスリしてきたり、ゴロゴロ喉を鳴らしたり…。
でも、そんな可愛い猫たちにも「これはやめて!」という行動があるんです。
実は、人間にとっては普通の行動でも、猫にとってはストレスや恐怖になることも。
今回は、そんな「猫にしてはいけない7つの接し方」をわかりやすくご紹介します。
1. 頭から急に触る・後ろからいきなり抱っこする
ついやってしまいがちですが、これは猫にとってビックリ行動のひとつ。
猫は視野が広いものの、真後ろや頭の上から急に来られるのはとっても苦手です。
とくに後ろからの「いきなり抱っこ」は、捕食されるような恐怖を感じることも。
触るときは、視界に入るようにゆっくりと手を出してあげましょう。
そして、猫からスリっと近づいてくるのを待つのがベストです。
2. しつこく撫でる・長時間構い続ける
「気持ちよさそう〜♪」と思って撫で続けていたら…突然“カプッ”!?
そんな経験、ありませんか?
猫はマイペースな生き物。気ままに撫でられたいときもあれば、「もういいにゃ」な瞬間もあります。
しっぽの動きや耳の向きを見て、「そろそろやめてほしい」のサインを読み取るのがポイント。
特に「撫でてたら怒る子」は撫で疲れタイプかもしれません。

3. 大きな音や声で驚かせる
掃除機の音、テレビの爆音、突然の拍手や大声…。
猫はとっても聴覚が鋭い動物なので、人間には気にならない音でも怖がってしまうことがあります。
驚かせてしまうと、信頼関係にヒビが入ることもあるので要注意。
おしゃべりも猫との暮らしの醍醐味ですが、猫の近くではやさしいトーンを心がけてあげましょう。
4. しつけで怒鳴る・叩く
「机の上に乗っちゃダメって言ってるでしょ!」
「壁で爪とぎしないの!」
つい怒りたくなる瞬間もありますが、怒鳴ったり叩いたりするのは絶対NG。
猫には“なぜ怒られているのか”が伝わりませんし、人間=怖い存在と認識されてしまう可能性も…。
しつけは「怒る」よりも、「好ましい行動に誘導する」ことが大切。
たとえば、爪とぎされたくない場所には爪とぎ防止シートを貼って、代わりに爪とぎを置いてあげるなど、環境を工夫しましょう。
5. 香水や強い匂いをつけたまま近づく
猫の嗅覚はとっても敏感。
人間にとってはいい香りでも、猫にとっては「うっ…」と顔をそむけたくなる刺激臭かもしれません。
特に柑橘系やミント系、アロマオイル(精油)には注意。
中には猫の体に有害な成分が含まれていることもあります。
香水を使うときは、猫とのスキンシップ前に注意したり、できるだけ控えるのが安心です。
6. 無理に洋服を着せる・写真撮影を嫌がるのに続ける
「かわいい服を着てるうちの子、映え〜♡」
…わかります!SNSにアップしたくなっちゃいますよね。
でも、猫は基本的に体に何かを巻きつけられるのが苦手。
服を着せると動かなくなってしまったり、パニックになる子も。
特に、嫌がっているのに無理に着せたり撮影を続けるのは、大きなストレスに繋がります。
猫がリラックスしているときの自然な姿こそ最高の一枚ですよ♪

7. トイレ掃除をさぼる・場所を変える
トイレ問題は、猫との暮らしの中でも見落とされがちだけど超重要なポイント。
猫はとってもきれい好き。
汚れていたりニオイが気になるトイレには入りたがりませんし、それが原因で粗相をしてしまうことも…。
また、急にトイレの場所や形を変えると混乱することもあります。
定期的な掃除と、トイレの場所を固定することが、猫にとって安心できる環境づくりの第一歩です。
【まとめ】猫ともっと仲良くなるために
猫が「やめてにゃ!」と感じてしまう行動は、ほんの少しの気配りで防げるものばかり。
猫は言葉で訴えることはできないけれど、仕草や態度にはたくさんの気持ちが表れています。
- 近づき方をやさしくする
- 撫でるタイミングに気をつける
- 大きな音や匂いに配慮する
- 叱るのではなく環境を整える
これらを意識するだけで、猫との信頼関係がぐっと深まるはずです。
「やめてにゃ!」を「好きにゃ!」に変えて、もっと心地よい暮らしをつくっていきましょう♪

