「この子、わたしのことどう思ってるんだろう?」
ツンとすましてるかと思えば、ゴロゴロ喉を鳴らして甘えてくる…。
猫と暮らしていると、ふとそんな疑問が湧いてくることってありませんか?
今回のテーマはずばり、
猫にとって、飼い主は“家族”なのか?
そんな、ちょっぴりロマンのある問いに、
猫の行動やしぐさをヒントに、やさしく楽しく探ってみましょう!

猫は「誰かを家族だと思う」動物なの?
まず気になるのがここ。
猫って、そもそも「家族」という概念を持っているの?という点ですよね。
実は、猫は生後数週の間に“母猫やきょうだい猫とのつながり”を通じて、社会的な関係を学びます。
この時期に「安心できる存在」を経験した猫は、
人間に対しても“親密な関係”を築こうとすることがあるんです。
つまり…
猫は「家族っぽい絆」をちゃんと感じられる動物!
それをどう表現するかは猫によって違うけれど、
ちゃんと「この人は特別」「この人は安心できる」と思ってくれるのです。
「家族と思ってるかも?」な行動サイン7つ
それではここからは、
猫が飼い主を“家族のように思っている”ときに見せる行動やしぐさを見ていきましょう!
① 一緒に寝ようとしてくる
猫にとって「寝る」は無防備そのもの。
そんなときにそばにいても平気というのは、信頼の証です。
- お腹を見せて寝る
- 枕元や足元で寄り添って寝る
これって、まるできょうだいや親子の距離感ですよね。

② しっぽを立てて寄ってくる
しっぽをピーンと立てながら歩いてくるのは、猫の「ごあいさつ」サイン。
特にしっぽの先がくるんと曲がっていると、かなりリラックスしている状態。
「おかえり」「会えてうれしいにゃ」
→ これってまるで、家族の“ただいま”と“おかえり”かも。
③ 目を細めてゆっくりまばたき
いわゆる「猫の愛情サイン」の代表格。
猫がゆっくりとまばたきをしてきたら、
「好きだよ」「信頼してるよ」という気持ちを伝えてくれているかもしれません。
飼い主さんもゆっくりまばたきで返すと、心が通じ合うかも…♡
④ 甘噛み・毛づくろいしてくる
猫同士は、仲良しの相手に毛づくろいや甘噛みをします。
もし飼い主の手や髪、洋服をペロペロしてくるような子がいたら…
「あなたはボクの仲間。大事な存在にゃ」
と思っている可能性が大です!
⑤ 鳴き声で会話しようとする
実は猫って、成猫同士ではあまり鳴かない動物なんです。
つまり、飼い主さんに向かって鳴いているときは…
「話しかけてる」のかも!
「ニャッ」「アーン」「ウルルル…」
その一声一声が、まさに“にゃん語”でのコミュニケーションなんですね。

⑥ どこでもついてくる(お風呂・トイレ含む)
常に視界に入りたがる子、いますよね。
実はそれ、群れ意識のあらわれでもあるんです。
- お風呂のドアの前で待ってる
- トイレまでそっとついてくる
- 作業中に横でじーっと見守る
これはもう…ちょっと過保護な家族のような愛?かもしれません。
⑦ 帰宅時に玄関で待っている
一見クールに見える猫でも、
実は飼い主の帰りを察知してそっと待っている子も多いです。
- 足音やエレベーターの音で反応
- ドアの開く音でササッとお出迎え
猫にとっては「安心の帰還」=大事な家族が戻ってきた瞬間なのです。
猫と“家族になる”にはどうすればいい?
じゃあ、こちらからも「家族として信頼される存在」になるにはどうしたらいいの?
という問いに対して、大切なのは3つのこと。

✔ 無理強いしない
猫は「自分のペース」を大事にする動物。
距離感を尊重してくれる相手に、心を開きやすくなります。
✔ お世話だけじゃなく“対話”を
ごはんやトイレのお世話も大事ですが、
声をかける、目を見てあいさつする、遊ぶなどの“ふれあい”が、
猫との信頼関係を深めるカギに。
✔ 猫の気持ちを知ろうとする姿勢
「どうして今こんな動きしたんだろう?」
「このしぐさってどんな気持ち?」と日々観察して理解しようとする姿勢こそ、
家族の絆を深めていく一歩です。
まとめ:「家族」かどうかは、猫のしぐさが教えてくれる
猫にとっての“家族”とは、
血のつながりよりも「信頼できる存在」「一緒にいて安心できる相手」のこと。
- 一緒に寝てくれる
- 声をかけてくる
- ふとそばに寄り添ってくる
そんな日常の中に、猫からの「あなたは特別だよ」サインが隠れています。
だから…
「猫にとって、私は“家族”?」
答えはきっと、その行動にちゃんと表れているのです。

