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床に座ってこちらを見つめる猫

「この床、好きにゃ!」— 猫がよろこぶ“快適素材”の選び方とは?

投稿者:もふねこ編集部

猫の食事用マット パウ・マット OMOCHI 猫の食事用マット

猫がごろ〜んとお腹を見せて寝転がっている姿を見ると、「ああ、この床、気持ちいいんだなぁ」と思わずにっこりしてしまいますよね。でも、実は猫にとって「快適な床」にはちゃんと理由があるんです。

今回は、猫が「好きにゃ!」と喜ぶ床の素材や環境について、猫の視点でやさしく楽しく掘り下げてみましょう。

猫にとって“床”は寝床であり、遊び場であり…

フローリングで横になる猫

人間にとって床は通り道。でも猫にとっては、お昼寝をする場所であり、おもちゃを追いかける滑走路であり、飼い主さんに甘えるスペースでもあります。

だからこそ、床の「素材」や「温度」「触り心地」は、猫の快適さを大きく左右するのです。

定番素材を比較!どんな床が“快適”なの?

フローリング(木材・合板)

◯ メリット:
・ひんやりしていて、夏は気持ちいい
・掃除しやすく清潔を保ちやすい

△ デメリット:
冬は冷たすぎて嫌がることも
・滑りやすく、シニア猫や短足猫には不向きな場合も

特に走り回るのが好きな猫ちゃんは、ツルツルの床でスリップしてケガのリスクも。爪がひっかからない素材は滑りやすいので注意が必要です。

カーペット・ラグ

◯ メリット:
・やわらかくて安心感がある
・冬も暖かく、猫が落ち着きやすい
・爪が少しひっかかるので滑りにくい

△ デメリット:
抜け毛やホコリがたまりやすい
・おしっこや吐き戻しでシミになりやすい

カーペット素材を選ぶときは、毛足の短いタイプや洗えるものがオススメです。滑り止め付きならより安心ですね。

タイル・クッションフロア

◯ メリット:
・夏はとってもひんやり
・お手入れがラク
・防水性があり、粗相にも強い

△ デメリット:
冬は足元が冷えすぎる
・素材によってはザラザラして気に入らない子も

夏場に猫が床にべったりと寝そべっているなら、タイルやクッションフロアが大活躍。ただし、冬場の冷え対策は必須です。

季節で変わる“快適さ”の基準

床で眠る猫

実は猫って、季節によって「快適な床」の好みが変わるんです!

  • 夏はひんやり素材(フローリング・タイル)
  • 冬はあったか素材(カーペット・マット)

猫が「最近この場所で寝なくなったな?」と感じたら、もしかすると床の温度や素材が合わなくなってきたのかもしれません。

滑りにくさは意外と重要!

特にシニア猫や短足のマンチカンちゃん、関節に不安のある子には、「滑りにくさ」がとっても大切です。

ツルツルの床は着地が不安定になりがち。関節や筋肉に負担がかかってしまうため、部分的にマットやラグを敷いてあげるのがベストです。

猫がジャンプする場所や、フードボウルの周りなどにも滑り止め対策をしてあげると、安心して過ごせますよ。

猫が「ここ好きにゃ!」と教えてくれるサイン

床で気持ちよさそうに眠る猫

どんな素材が好きかは、実際の猫の行動を観察するのがいちばんのヒントです。

  • よくゴロンとする場所
  • お腹を見せて寝ている場所
  • すりすりしてくる場所
  • 爪とぎを始めた場所(=気に入ってる)

猫は言葉を話せませんが、行動でしっかり好みを教えてくれます。
「最近このマットの上から動かないなぁ」と感じたら、それは“お気に入りの床”に認定!ですね。

プラスαの工夫で、もっと快適に!

床そのものの素材だけでなく、ちょっとした工夫で猫の快適度はさらにアップします。

  • 滑り止め付きのマットを配置する
  • 洗えるラグで清潔を保つ
  • ホットカーペットやペット用ヒーターを活用する(冬)
  • アルミプレートや大理石ボードを使う(夏)

猫が「気持ちいいにゃ〜」とごろごろ言いたくなるような環境、少しずつ整えていくのがコツです。

木製の床で眠る猫

まとめ:その“床”、猫はどう感じてる?

猫にとって床は、ただの通り道じゃありません。
くつろぎの場所であり、遊び場であり、自分のテリトリー。

だからこそ、素材選びや季節に合わせた工夫がとっても大切。
「この床、好きにゃ!」と猫が言ってくれるような空間づくり、今日から少しずつ始めてみませんか?