私たちの身近にいる猫たち。普段はのんびり、気ままに暮らしている印象ですが、実は世界には驚くべき記録を持つ猫たちが存在するのです。今回は、「えっ、本当に猫がそんなことを!?」と思わず驚いてしまう、猫にまつわる世界記録をご紹介します。
史上最長寿の猫:38歳と3日!

猫の平均寿命はおよそ15歳前後と言われていますが、世界最高齢の猫「Creme Puff(クリーム・パフ)」は38歳と3日まで生きました(アメリカ・テキサス州)。
彼女は1967年生まれで、2005年まで生きたというから驚きです。
長寿の秘訣は飼い主の愛情たっぷりのケアと、ユニークな食生活(なんと朝食にベーコンと卵!)だったとか。もちろん真似は禁物ですが、猫も健康管理と愛情次第で長く生きることができることを示してくれた例です。
最も背の高い猫:まるで小型のチーター!?

猫の中でも大型種として知られるサバンナキャット。その中でも「Arcturus Aldebaran Powers(アークトゥルス)」という名前の猫は、肩の高さが約48.4cmという記録を持っていました。
まるで小型のチーターのような体格で、歩くだけで注目を集める迫力。家の家具を乗り越えるのも簡単だったとか。大型猫を飼う際は、スペースと運動量を十分に確保することが重要ですね。
最も小さな猫:手のひらサイズ!

一方で、世界一小さな猫として有名なのが「Tinker Toy(ティンカートイ)」。
成猫でありながら体長はわずか7cm、体重はわずか680gという超ミニサイズ。
ティンカートイは、サマセット(アメリカ)に住む家庭で大切に育てられました。猫にもここまでの個体差があるのかと、驚かずにはいられません。
最も多くの子猫を産んだ猫:1匹で420匹以上!
猫の繁殖力は高いとはいえ、1匹で420匹以上の子孫を持つと聞くと、驚きを通り越して感心してしまいます。
この記録はイギリスの猫「Dusty(ダスティ)」が保持しており、1952年までに420匹以上の子猫を出産。
この事実は、不妊去勢手術の大切さを考えるきっかけにもなります。望まない繁殖を避けるためにも、愛猫には適切な時期に手術を検討することが推奨されています。
猫のジャンプ世界記録:垂直に196cm!

「猫はジャンプが得意」とはよく言いますが、実際に垂直ジャンプ196cmを記録した猫がいます。
記録保持者はアメリカの猫「Alley(アリー)」で、このジャンプ記録は2016年にギネスブックに掲載されました。
まさに“忍者のような身体能力”を持つ猫。高いところに登るのが好きな猫たちですが、このレベルはもはやアスリート並みです。
世界で最も稼いだ猫:年収10億円超え!?

猫が「稼ぐ」とは一体…?と思いますが、YouTubeやInstagramなどSNSを通じて、広告やグッズで莫大な収入を得ている猫も存在します。
中でも有名なのが、「Grumpy Cat(グランピー・キャット)」。独特の不機嫌顔で世界的な人気を博し、広告・グッズ・映画出演などで年間10億円以上の収益を生み出しました。
SNS時代の今、猫がインフルエンサーになる時代がやってきています。あなたの愛猫も、もしかしたら次のスターかも!?
鳴き声の長さ世界記録:13秒以上!
猫の鳴き声にも記録があります。なんと、13秒以上連続で鳴き続けた猫が存在します。
この記録を持つのは「Merlin(マーリン)」という猫で、鳴き声の長さとボリュームに驚いた審査員たちを圧倒したとか。
声の大きな猫に悩まされている飼い主さんも、「うちの子、世界記録級かも?」と思ってしまうかもしれませんね。
しっぽの長さ最長:なんと44.66cm!

最後にご紹介するのは、しっぽの長さ世界記録。記録を持っているのは「Cygnus(シグナス)」という猫で、そのしっぽの長さは44.66cmにもなります。
長いしっぽはバランスをとるために役立ちますが、ここまで長いと家具にぶつけてしまいそうですね。
長毛種ならではの優雅さと、猫のしなやかさが際立つ魅力的な特徴です。
まとめ:猫の可能性は無限大!
普段は気ままに過ごしている猫たちにも、世界に名を刻んだスーパースターが存在します。
そのどれもが驚きに満ちていて、猫の持つポテンシャルの高さを感じずにはいられません。
もちろん、私たちのそばにいる猫たちも、誰かにとっては世界一の存在です。
今回紹介したような記録に届かなくても、日々の仕草や表情ひとつひとつが、かけがえのない記憶となっていくのです。
あなたの愛猫にも、もしかしたら隠れた才能があるかもしれません。ぜひ一度、「うちの子、どんな記録が狙えるかな?」と考えてみてはいかがでしょうか。